文化講座
なんて大きなダイアモンド!
皆さん、こんにちは!暑くなりましたね。今年の夏は猛暑の予報ですが、エアコンが大活躍し、CO2がたくさん排出されそうですね。そんな中、アメリカのトランプ大統領はパリ協定からの脱退を宣言しました。「The United States will withdraw from the Paris Accord.」と宣言し、これに抗議する国民のデモでは、「Shame! Shame! Shame! 」と書いたプラカードが見られました。環境に配慮しないトランプ大統領の宣言に「恥だ。恥ずかしい。」と抗議しているのです。インタビューに答えた人は「What a shame!」と話していました。What a shame!はよく使われる表現で感嘆文の一種です。
今月取り上げるのは「感嘆文」です。嬉しいことや、悲しいこと、驚きや怒りなどを表わす時に用いる文で、文末にはエクスクラメーションマーク(!)をつけます。日本語では「なんて~なんでしょう!」と訳されることが多い文です。
感嘆文の基本パターンはWhat と Howで始まる二つのパターンです。この二つのパターンの形、語順などを紹介します。
語順 | 例文 | |
1 | How+形容詞または副詞+S+V! ※形容詞や副詞を強調します。 |
How fast he runs! (彼はなんて速く走るんでしょう) How happy I am! (私、なんて幸せなんでしょう) |
2 | What+a/an+形容詞+名詞+S+V! ※形容詞が母音で始まる時anを用います。 ※名詞が複数の時、aやanは不要です。 |
What a beautiful rainbow it is! (なんてきれいな虹でしょう) What an interesting book this is ! (これはなんて面白い本なんだろう) What cute dogs you have ! (あなた、なんて可愛い犬を飼ってるんでしょう) |
それでは、Howを用いるか、Whatを用いるか考えながら、感嘆文を作ってみましょう。
①このブラウス、なんて可愛いんでしょう。
②これなんて可愛いブラウスなんでしょう。
③彼女、なんて高価な指輪を持っているんでしょう。
④今日はなんて暑いんでしょう。
⑤彼らはなんて一生懸命働いているんでしょう。
① | How cute this blouse is! |
② | What a cute blouse this is! |
③ | What an expensive ring she has! |
④ | How hot it is today! |
⑤ | How hard they are working! |
David | June, look at this ring. The ruby is really beautiful. |
June | Yeah, it sure is. But David, I want a diamond ring. |
David | All right. Oh, here’s a nice one. How do you like it? |
June | Wow, what a big diamond! It’s so beautiful. I like it. But David, it’s a little too expensive. |
David | Oh, don’t worry, June. It is your birthday today. Let me buy you this. |
June | David, how sweet! |
David | ジューン、この指輪を見てごらん。ルビーがとてもきれいだね。 |
June | 本当にきれいね。でもデヴィッド、私、ダイアモンドの指輪が欲しいわ。 |
David | わかったよ。 あっ、これ素敵だよ。どうだい? |
June | まあー、なんて大きなダイアモンドなの!とってもきれい!気に入ったわ。 でも、デヴィッド、これはちょっと高すぎる。 |
David | 心配しないで、ジューン。今日は君の誕生日なんだから。これを君に買うよ。 |
June | なんてやさしいの、デヴィッド! |
いかがでしたか。S+Vを省略すると、とっても簡単に使えますね。
What a big diamond!はit isが省略されています。
How sweet!はyou areが省略されています。。
では、また来月号で!