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やさしい英文法講座

中日文化センター講師 日本福祉大学講師
中村 一子

摂氏40度

 皆さん、こんにちは!8月号です。
 気象庁の予報通り暑い夏になりましたね。戸外に30分も駐車しておくと車内の温度は40度近くに上がることもたびたびです。
 摂氏40度。英語では、「40 degrees Celsius または40 degrees Centigrade」ですね。アメリカのように華氏を用いている国では「104 degrees Fahrenheit 」です。ちなみに、摂氏(C)と華氏(F)の換算式は、C=(F-32)×5÷9です。
 40度の「度」は英語でdegreeですが、複数形のdegreesで表わしています。
 今月取り上げるのは「名詞の複数形」です。
 数えられる名詞は、複数のとき語尾にsをつけて複数形にすることは皆さんよくご存じですね。基本的には、名詞の語尾にsをつけるだけで複数形ができますが、名詞の語尾の文字によってesをつけたり、語尾を変化させてes をつけたり、不規則に変化したりする名詞もあります。また、sやesの部分の発音も[ s ] [ z ] [ iz ]の3種類あります。正しい複数形の作り方と発音を覚えましょう。

では、基本から外れる名詞の複数形と発音を紹介します。
語尾 複数形 発音
s, sh, ch, x, esをつける [iz] dresses , dishes, benches, boxes
子音字+o esをつける [z] tomatoes
子音字+ y yをiに換えてesをつける [iz] city → cities, baby → babies
f, fe fをvに換えてesをつける [vz] leaf → leaves, knife → knives

(注)それぞれのパターンにはいくつか例外があります。

次は、不規則変化をする名詞です。
man → men(男) woman → women(女) tooth → teeth(歯) ox →oxen(雄牛) foot → feet(足) child → children (子供) mouse → mice (ねずみ) phenomenon → phenomena (現象) datum → data (データ)
【単複同形】
carp → carp(鯉) sheep → sheep (羊) means → means (手段) species → species(種)
【複合名詞】
day off → days off (休日) mother-in-law → mothers-in-law (義母) passer-by → passers-by (通行人) grown-up → grown-ups(成人)
こうした基本から外れるもの以外は、語尾にs をつければ複数形になる基本形です。ここで、基本形の語尾の発音を確認しておきましょう。2種類に分けられます。

語尾が無声音(喉が震えない) [s] books [s] caps [s]
語尾が有声音(喉が震える) [z] bags [z] chairs [z] doctors [z]

では、複数形や単数形に注意しながら英文を作ってみて下さい。
①私の友人は皆、犬が大好きです。
②寝る前に、歯を磨きなさい。
③休みを2日とりました。
④これらの本はよく売れます。
⑤その科学者たちは新種の蛙をみつけました。

<解答>
All my friends love dogs.
Brush your teeth before you go to bed.
I took two days off.
These books sell well.
The scientists found a new species of frog.

いかがでしたか。単複同形のspecies、冠詞のaと共に用いるのはちょっと躊躇しますか。使い慣れると、違和感なしに使えますよ。
では、また来月お会いしましょう。

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