文化講座
そろそろコロナも・・・
皆さん、こんにちは!9月号です。
昨年から続くコロナ禍。ここ数か月は感染が急激に拡大し、医療は逼迫しています。病床不足のため、自宅療養中に亡くなる患者さんも出ています。発生から一年半以上経つ今も、病床確保のために打つ手は無いのでしょうか。
英語で表現すると、
It is high time something was done about securing beds for COVID 19 infections.
(新型コロナウイルス感染者の病床確保に何か手を打つべき時だ)
今月は「そろそろ~しても良い頃だ」を表す表現を取り上げます。
「そろそろ~しても良い頃だ」や「もう~すべき時だ」を表すパターンがあります。
そろそろ~しても良い頃だ。 もう~すべき時だ。 |
⇒ | It is(high)time S'+V'過去形 |
例を挙げましょう。
①そろそろ寝る時間ですよ。 | It is time you went to bed. |
②彼らはもう仕事を終えるべき時間です。 | It is time they finished the work. |
パターンを使えば簡単に表現できますね。
ところで、It is timeに続く節の中の動詞はなぜ過去形にするのでしょうか。
それは、仮定法から来た表現だからです。
仮定法の特徴を覚えていますか。仮定法は現在や過去の事実に反する仮定や願望、要求などの想いに用いられるものです。
①の例文では、「もう寝る時間なのに、寝ていない」
②の例文では、「仕事を終える時間なのに、終えていない」
のように、現在の事実に反するという意味を含めて仮定法過去が用いられている訳です。
したがって、例文①の「寝る」や例文②の「終える」という動詞を過去形にしています。
理屈が解れば、It is timeに続く節の中の動詞を過去形にするのを忘れることはありませんね。
では、文を作ってみましょう。
①そろそろ屋根を修理する時期だなあ。
②もう散髪しなくちゃいけない時期だ。
③彼らはもう戦争を終わらせるべき時だ。
①It is time we repaired the roof.
②It is time I got a haircut.
③It is time they ended the war.
では、また来月!