文化講座
whether or if ?
皆さん、こんにちは! 3月号です。
3月は雛祭りの月。可愛い雛人形があちこちの家庭で飾られる美しい月ですね。雛祭りは英語ではthe Girls' Festivalまたはthe Doll Festival、雛人形はhina dolls、a set of dolls dressed in traditional costumesです。
私の故郷の富山では、雛菓子は和菓子(蒸し菓子)で鯛や桃、リンゴ,さくらんぼなどの形をした蒸し菓子をお雛様の前に飾ります。3月3日がやって来る前に、子供達がつまみ食いをするので、母がいつも買い足しては飾り直していました。楽しい思い出です。
今月取り上げるのは、「~かどうか」を表わすwhetherとifです。2月号で取り上げた間接疑問で「~かどうか」を表わすにはwhetherかifを用いることは学びました。whetherとifでは少し違う使い方があるので、今月はそれを学びます。
疑問詞の無い疑問文を間接疑問にするときの例を復習しましょう。
Did they win the race? (彼らは競争に勝ちましたか。)
↓
これを、Do you knowで始まる間接疑問にすると
Do you know whether they won the race?
(彼らが競争に勝ったかどうか知っていますか)
または
Do you know if they won the race?
(彼らが競争に勝ったかどうか知っていますか)
whetherとifは入れ替えて使うことができます。
今月はwhetherとifの入れ替えができない場合を紹介します。それぞれの例文中のwhetherをifと入れ替えることはできません。
「~かどうか」が前置詞の目的語になるとき whether ○ if × whether I can get your supportが前置詞onの目的語になっている。 |
My success depends on whether I can get your support. (私の成功はあなたの支持が得られるかどうかにかかっています) |
「~かどうか」が主語の働きをするとき whether ○ if × Whether she likes sportsが主語(主部)。 |
Whether she likes sports is not a big problem. (彼女がスポーツを好きかどうかは大きな問題ではない) |
「~かどうか」が補語の働きをするとき whether ○ if × whether he can ride a bicycleが補語。 |
The problem is whether he can ride a bicycle. (問題は彼が自転車に乗れるかどうかです) |
「~かどうか」が whether + to + vのとき whether ○ if × |
We have to decide whether to buy the house. (私達はその家を買うかどうか決めなければならない) |
「~かどうか」が whether or not のとき whether ○ if × |
I can't decide whether or not I should quit my job. (私は仕事を辞めるべきかどうか決めかねている) |
「~かどうか」が同格節を導くとき whether ○ if × whether he can afford to buy the diamond ring.がdoubtと同格。 |
I have the doubt whether he can afford to buy the diamond ring. (彼がそのダイアモンドの指輪を買う余裕があるかどうか疑わしい) |
- ①彼のプロポーズを受けるかどうか決心がつかない。
- ②ケンが今日パーティに来られるかどうか知っていますか。
- ③問題は彼女が本当のことを知っているかどうかです。
- ④私達は彼にこれが正しいルートかどうか尋ねた。
- ⑤私達が彼女に支援を求めるべきかどうかという問題は難しい。
- ①I can't decide whether to accept his proposal.
- ②Do you know whether (if) Ken can come to the party today?
- ③The problem is whether she knows the truth.
- ④We asked him whether (if) this is the right route.
- ⑤The question of whether we should ask her for help is hard.
では、また来月号で!