文化講座
ラテン語系比較と倍数
皆さん、こんにちは!11月号です。
食欲の秋、読書の秋、馬肥ゆる秋。一年で最も素晴らしい時節の秋が、今年はごく短い、または飛び越えて冬、のようです。天文学的には、秋は秋分(the autumnal equinox)から冬至(the winter solstice)までを指すそうです。寒さの厳しい冬にならないことを祈るばかりです。
今月は、先月に続いて、比較に関連した表現を二つ取り上げます。ラテン語由来の比較と倍数を表す比較です。例を挙げましょう。
ラテン語に由来する比較級 superior (より優れている) inferior (より劣っている) senior (年上の) junior (年下の) 比較級+to+比較の対象 (thanでなくtoを用い) |
He is ten years junior to me. His computer is superior to mine in quality. |
倍数を表す比較級 倍数+as~as... 倍数+比較級+than... 倍数+the+形や重さを表す名詞+of... ※形や重さを表す名詞は size/height/length/weightなど |
This bridge is three times as long as that one. Hokkaido is sixteen times as large as Aichi. |
ラテン語由来の単語であるjuniorやseniorは、junior high schoolやsenior high schoolなどのように、よく耳にする単語ですが、toと一緒に用いて比較ができるのですね。活用しましょう。また、倍数を使って、正確に比較する方法も使いこなしましょう。
では、英文を作ってみましょう。
①東京スカイツリーは東京タワーのおよそ2倍の高さである。
②私の姉は私より3歳年上です(2パターン作る)。
③このコンピューターは最新型より劣る。
④ジムはあなたの10倍の本を持っている。
①Tokyo Sky Tree is two times higher than Tokyo Tower.
Tokyo Sky Tree is two times as high as Tokyo Tower.
Tokyo Sky Tree is two times the height of Tokyo Tower.
②My sister is three years older than I.
My sister is three years senior to me.
③This computer is inferior to the latest model.
④Jim has ten times as many books as you.
では、また来月!