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ガーデニング

園芸家 栄中日文化センター講師 名古屋野生蘭同好会会長
吉田 篤

ウラシマソウとその仲間

ウラシマソウは、サトイモ科テンナンショウ属の球根植物です。愛知県では、4月中旬から5月初めにかけて咲きます。
沢沿いの湿った所に自生しています。こげ茶色の花色ですので山で咲いていても、あまり目立ちません。緑の素心花が、出回り出して人気が出ました。日本には、テンナンショウの仲間が50種以上ありその中でも、ウラシマソウ、ムサシアブミ、ユキモチソウの3種が栽培販売されています。
花の変異がありますので紹介します。

自生地(愛知県新城市)
ウラシマソウの名前の由来は、筒状の花から伸びるヒゲ状の物を、浦島太郎の釣竿にたとえて名付けられました。筒状の苞の中に花があります。テンナンショウの仲間は、雌雄異株で、初花を咲かせる小株の時は雄花になり、種子をつけても良い位に大きくなると雌花を咲かせます。
この釣竿状の物は、昆虫のキノコバエの仲間を誘引して、受粉の手助けをしています。

花色が地味なので、咲いていてもあまり目立ちません。

ウラシマソウ素心花

ウラシマソウ「千茶」
ウラシマソウの赤花です。釣竿の色が同じタイプです。

ウラシマソウ「翡翠」
釣竿が緑色のタイプです。

ウラシマソウ「天使」
釣竿が緑色で苞も白いタイプです。

ウラシマソウ「影武者」
黒すぎて上手く撮影できませんでした。茎も黒いです。ウラシマソウは分球で増えますが、黒花は増えづらいみたいです。

ヒメウラシマソウ「天照」 (準素心花)
山口県と九州に分布しています。標準花はもっと縞模様が入ります。

ユキモチソウ標準花
中央の付属体が白いお餅の様に見える事から名付けられました。
ウラシマソウと違い、ほとんど分球しません。雄株と雌株を用意して増やします。

ユキモチソウ素心花
澄んだ緑色で大変美しい。

ムサシアブミ素心花
標準花はウラシマソウと同じこげ茶色の花です。

ムサシアブミ 「二頭龍素心花」
ムサシアブミ二頭龍と素心花との交配によって作られました。
ムサシアブミの名前の由来の鐙(あぶみ)は馬に乗る時に足を掛ける金具の事で江戸時代には武蔵の国の鐙の品質が良かったため、名付けられたと言われています。
ムサシアブミも分球で増えます。地植えにすると大きくなって、別物に見えます。

ムサシアブミ白葉
およそ育たないような白い葉ですが、ちゃんと育ちます。

ギャラリー
先日、名古屋市の名城公園にて苔玉と斑入り植物を開催しました。
同じ展示会を名古屋市東山植物園にて、4/28~5/10まで開催しています。

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