文化講座
カエデ(ムクロジ科カエデ属)
カエデの仲間は、おもに北半球に多く分布しています。世界では160種以上知られており、日本では約26種自生しています。関東以西に多く愛知県も18種ぐらい自生しています。ハナノキやメグスリノキもカエデの仲間です。モミジとカエデは植物学的には同じ仲間ですが、園芸的には紅葉が綺麗な物や切れ込みが深い物など鑑賞価値のある物をモミジと呼んでいます。
モミジの園芸品種は多く200種以上あります。椿と同じように順次紹介したいと思っています。
秋の紅葉もきれいですが、5月の新葉も大変うつくしいです。
「青枝垂」と「紅枝垂」・・・枝垂れのカエデの代表品種です。葉の切れ込みも深く庭木として多く使われています。「紅枝垂」は枝垂れ性が強く上には伸びないので樹形を整えるには支柱を使います。
「手向山」(たむけやま)は「紅枝垂」と同一品種です。
「青枝垂」・・・この時期(4月中下順)に花が咲きます。
「茜」(あかね)・・・新葉はオレンジ色になり徐々に黄色くなります。赤く紅葉はしません。
「胡蝶の舞」・・・紅の覆輪が目を引きます。斑入り種は、普通葉が出たら切り取ります。
「出猩々」(でしょうじょう)・・・新葉は赤く徐々に緑に変わります。赤く紅葉します。
「鴫立沢」(しぎたつざわ)・・・西行法師の歌から名前がとられています。明るい葉姿は、洋風の庭にもよく合います。秋には紅葉が美しい。
「万葉の里」
ギャラリー(最近の私の庭の植物)
ツツジ変化花
ハナイカダ「曙」雄花・・・ハナイカダは、オス木・メス木があり実を付けるにはオス木が必要です。
ハナイカダ「黄金葉」雌花
イチハツ斑入り・・・アヤメの仲間、新葉の頃は綺麗ですが徐々に緑の葉に変わります。
ショウジョウバカマ「富士の残雪」・・・白縞が美しい。古い葉を葉挿しで増やします。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/