文化講座
カラーリーフ 黒色
カラーリーフとは、葉が通常の緑色とは違って、黄・黒・白・赤などに変化した物の事をいいます。
黄色は前回(19回)紹介しましたので、今回は黒色を紹介します。
銅葉又はカラス葉とも呼ばれ、シックで落ち着いた雰囲気や庭の奥行きの演出に重宝します。日本よりヨーロッパなど海外の庭造りには、カラス葉のブナやカエデ、スモークツリーなどの庭木は欠かせない物になっています。カラス葉の植物は、日光の当たらない日陰で育てると黒くならない物が多いです。
・オオバジャノヒゲ「黒竜錦」・・・黒竜の斑入り種。
・シキミ「紫の里」・・・紫がかった黒い葉でピンクの花が咲きます。
・アメリカテマリシモツケ「ディアボロ」・・・手まり状の白い花が咲きます。最近は小ぶり(矮性)のタイプもあります。日差しが強いと、より黒くなります。
・千両カラス葉・・・出芽のときが見ごろです。葉が展開しても灰色ぽく見えます。
・アジサイカラス葉・・・千両と同じで新葉の頃が見ごろです。徐々に緑に変わります。
・黒軸アジサイ・・・黒い茎(軸)と緑の葉とのコントラストが素晴らしく、黒竹とは違った良さがあります。
・カキランカラス葉・・・湿地に自生するラン科植物で柿色の花が咲きます。標準個体は緑色です。
・カラス葉テンナンショウ・・・北米原産のテンナンショウの黒化型。日本で作出されました。黒竜とならんで真っ黒です。
ギャラリー(最近の私の庭の植物です)
クリスマスローズ、ブラック・ダブル
椿「夢」開花すると白とピンクの花弁が交互になります。最近の花です。
ボケ「東洋錦」咲き分けの有名品種です。
キンカン斑入り
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/