文化講座
椿を楽しむ 2
椿は、冬から春にかけて咲く花木の中では、一番の大きなグループです。栽培も難しくなく、寒い時期に美しい気品のある花を咲かせます。アメリカやヨーロッパでは、耐寒性がある常緑の花木として人気があり庭園樹として多く植えられています。日本では、もともと自生していたので、園芸品種が大変多いわりに有名品種以外はあまり知られていません。
私も椿は大好きで、赤の侘助「村下」(むらげ)や「錦葉黒椿」「愛宕」など一重咲きや斑入り種を中心に育てています。最近は八重咲き種にも手を出し、鉢が殖えていますが北側の庭でも咲いてくれるのでありがたいです。
品種が多いので何回かに分けて紹介します。興味を持って頂けると嬉しいです。
「EGウォーターハウス」
オーストラリアのウォーターハウス氏が作出した椿。
「春の台」(はるのうてな)
台(うてな)とは、菩薩が座る蓮の花の台座のことです。
椿の図鑑の表紙に載った人気の椿。
ベトナム椿「クックホンエンシス」八重咲き
ベトナムのハノイ近郊のクックホン国立公園で最初に発見された。クックホン国立公園には2週間ほど昆虫の調査で歩き回っていましたが見ることが出来なくて残念でした。
「エレインズベティ」
アメリカで作出された大輪種。
「ダローネガ」
淡いクリーム色ですが黄花系です。
名前の由来はアメリカのジョージア州の町の名、ゴールドラッシュの起きた所。
「紅千鳥」
天保の頃の書物に載っている古い品種。
「夢」
白とピンクの花弁が交互に咲きます。新しい品種です。
「金華美女」
「デザイア」
アメリカで作出された椿。大変上品な花で私も一目で気に入り手に入れました。
「マーガレットデービス」
オーストラリアのデービス氏が作出した椿。
「スカーレットローリー」
赤の大輪種。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/