文化講座
イチジク
原産地はアラビア半島南部(イエメンあたり)といわれています。古くから栽培されており世界中でいろいろな品種が生み出されています。日本にも江戸時代に中国から長崎に伝わったといわれています。
店頭で販売されている物は、ドーフィン(桝井ドーフィン)がほとんどですが、黄緑色のホワイトゼノアや大実のバナーネなども見られるようになって来ました。
おすすめは、黒い実のビオレ・ソリエスやストライプの実がかわいいゼブラスイートです。どちらもとても味が良く、見た目も特徴的であまり見かけません。栽培も難しくないので、どうせ育てるならほとんど売られていない物を育ててみるのはいかがでしょうか。
フランスで古くから栽培されている人気の品種で、少し小ぶり(80~100g)で黒い実が特徴的です。
ドーフィンより糖度が高く濃厚な味わいがあります。国内では佐賀県と新潟県の佐渡島で栽培されています。イチジクの収穫量日本一の愛知県では、ドーフィンが主に栽培されています。
ビオレ・ソリエス (筆者自宅庭)
ビオレ・ソリエス
ゼブラスイート (手まりイチジク)
白いストライプがあたかも手鞠のようです。実は小ぶり(50~80g)縞模様がうすくなった頃が食べ頃です。ビオレ・ソリエスと同様に大変甘いイチジクです。私の友人が食べたところ大変気に入り、すぐにホームセンターの園芸コーナーに行きましたが販売されていなくて、ホワイトゼノアを買ってきました。ホワイトゼノアも白イチジクと呼ばれ皮も食べられると人気があります。
ゼブラスイート
育て方のポイント
栽培は難しくありません。水をよく欲しがります。
冬に2~3芽残して剪定します。カミキリムシの幼虫が幹にいますと穴から木屑が出ますので薬剤を注入します。
ギャラリー(最近の私の庭の植物です)
キキョウ・アストラ (白、ピンク、紺)
キキョウの矮性種で、2~3年育てると株立ちになり大変見ごたえがあります。
ピンク実のムラサキシキブ (中国原産)
ローズヒップ 「センセーショナル・ファンタジー」
実をハーブティーに使います。
コブミカン
タイ料理に、この葉が欠かせないみたいです。8の字型の葉が特徴的です。最近愛知県で栽培され始めましたので、入手し易くなりました。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/