文化講座
気になる植物あれこれ
今回は、私が最近興味を持った植物を紹介します。
トケイソウ・インセンス
トケイソウ科、中・南米原産のつる性の多年草。パッションフルーツも同じ仲間です。
インセンスは耐寒性もあり、フェンスなどに這わせると良いと思います。
花の構造は、中心に3つに分かれた雌しべ、その下に5本の雄しべ、糸状の部分は「副花冠」といわれるトケイソウ独自の物です。その外側に花弁とガク片が交互に5枚あります。
3つに分かれた雌しべが、時計の針(長針/短針/秒針)のように見えることから名づけられました。
トケイソウは以前から知っていましたがインセンスを見たときに糸状の花を面白いと思いすぐに手に入れてきました。
インセンスと同じ花型でピンクのインカルナタ(チャボトケイソウ)も育てたいと思っています。
トケイソウ・インセンス
トケイソウ・クリアスカイ
エピフィルム・アングリガー(ジグザグカクタス)
サボテン科、中米原産の多肉植物。月下美人(クジャクサボテン)の仲間。
葉の形から、フィッシュボーンサボテン(魚の骨)とも呼ばれています。
海草を思わせる葉姿が気に入りました。
自生地では、樹上に着生していますので、 水は控えめにして、 直射日光をさけます(常緑樹に着生しているため、木漏れ日が良い)。
冬は室内の窓辺に置きます。
古い葉を10センチほどに切って、挿して増やします。
ツリートマト・タマリロ
ナス科、南米原産の常緑小木。少し寒さに弱いので、霜に当てないようにしましょう。
実はピンクからオレンジ色に変わってきました。もう少しで食べられそうです。
クリプタンサス
パイナップル科、ブラジル原産。あざやかなピンク色が目を引きます。室内で育てると色があせるといわれています。この株は入手して3ヶ月ほど経ちますが色落ちはしていません。建物の北側で西日が当たっていることが良いのかもしれません。アナナスのように葉の中心に水を溜めるようにしています。
アマリリス・チェリーニンフ
ヒガンバナ科、中南米原産。日当たりを好みます。真赤な大輪の八重咲きの花は豪華さでは、ランにも負けません。
ギボウシ・八重のタマノカンザシ
ユリ科の多年草、中国原産。ギボウシは日本が一番多く自生しています。香りの良い大輪の花を咲かせます。咲くまでの数日間の大きなつぼみが見所です。
植物の知識が広がる講師HP:
Flowery Hill http://floweryhill.net/