文化講座
カエデの寄せ植え
昨年は、サルスベリの寄せ植えを作りました。今回は、カエデを使った和風の寄せ植えを作ってみます。
盆栽と違った感じの和風の寄せ植えにします。
・植物材料
- カエデ「長良川」・・・郡上八幡で見つかった葉が小型のカエデ。
- カマツカコケモモ・・・台湾原産の常緑小低木、カマツカに似た赤い実を付ける事から名付けられた。
カマツカとは別の仲間の木です。 - オトメギボウシ・・・済州島原産の小型のギボウシ。
- 極姫石菖・・・小型の石菖(せきしょう)の中でも特に小さい種。もっと小型の「貴船」(5~10mm)ではありません。
- ホソバオキナゴケ・・・盆栽やコケリウムによく使われるコケです。乾燥すると白っぽくなるので別名シラガゴケとも呼ばれる。
用土
- 硬質鹿沼土(小粒)、硬質赤玉土(小粒)、軽石(小粒)、腐葉土
配合比率 4:3:2:1
化粧砂
- 軽石(小粒)、富士砂(小粒)、焼赤玉(クレイボール)
肥料
- マグァンプK大粒 3~4粒
鉢
- 信楽焼
カエデ「長良川」
カマツカコケモモ
極姫石菖
ホソバオキナゴケ・・・きめ細かくて締っているので植え込みには最高のコケです。
成長がゆっくりで手のひらサイズで5年ほどかかります。
信楽焼ろくろ鉢
鉢底にネットを針金で固定する。
底から2本針金を通す。
ポットを外して針金で固定する。
カエデも同じように固定する。
石菖、ギボウシを入れて植え込む。
硬質赤玉土(小粒)・・・三本線が質が良いと言われている。
土ではなくて焼き物です。
近くのホームセンターで久しぶりに良い腐葉土を見つけました。
中国の四川省で採掘されている「ニータン」によく似ています。
いい感じなので思わず2袋買ってきました。
最後の仕上げに化粧砂を敷き詰めます。
化粧砂は、軽石(白色)、富士砂(黒色)、焼赤玉(レンガ色)の3色使います。
カエデとカマツカコケモモは針金で固定されていますので、風などで動かなく大変安定しています。肥料のマグァンプKは、化粧砂を敷く前に置きます。
ギャラリー(最近の私の庭です)
ヤブラン白花 「モンローホワイト」
常緑のブルーベリー「インディゴブルー」ワイルドベリーの仲間です。
コブミカン・・・8の字の形の葉が特徴的です。この葉をグリーンカレーに使うそうです。
ジャボチカバ・・・南米原産の熱帯果樹。幹に直接巨峰のような実が成ります。甘くて美味しいです。
冬は屋内に入れます。白い花が咲き自家受粉で実はよく成ります。
ホソバオキナゴケを鉢に入れてみました。抹茶アイスみたいでした。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/