文化講座
小品盆栽の楽しみ
小品盆栽とは、高さ20cm以下で手のひらに載る位の大きさの物を言います。
それより小さい物は豆盆栽と呼んでいます。
従来の大きな盆栽に比べ、置き場所のスペースも要らず、持ち運びや管理も楽です。
樹形などを気にせずに自由な発想で木物だけではなく草物を使って楽しむ方が増えて来ました。盆栽は1,000年以上前から楽しまれてきた伝統園芸です。小型の鉢に植物を植えて育てる事によって自然の景色が生まれ室内インテリアとして楽しまれています。
コマユミ
育て方の注意点
① 室内で飾っても良いですが、基本は屋外で育てます。
② 小さいので水切れに注意します。あまり水切れする場合は鉢ごと砂に植え込んだり
鉢受皿に水を張り暑い時期の水切れを防ぎます。
③ 肥料は少なめにします。
④ 鉢に直射日光が長時間当たらないように気をつけます。
ツルウメモドキ・・・実を付けるには雄木が必要です。
杜松(としょう)・・・ヒノキ科のネズ。盆栽では杜松とよんでいます。
葉が鋭いトゲになっているので、ネズミ除けに枝を差したと言われています。
八房杉・・・盆栽の世界では、小型で新芽が多く出る木を八房と呼んでいます。
成長が遅いので小品盆栽に向いています。
豆盆栽・・・小品盆栽より小さい(10cm以下)物を豆盆栽と呼んでいます。
実生苗や挿し木の苗を小型の鉢に植えるだけで簡単に作れます。
本格的な作品に挑戦も良いですが、私はお手軽に出来る簡単な盆栽も、とても面白いと思っています。
水切れに強い着生のランやシダ、多肉植物を使うと管理が楽です。
皆さんも、あまり難しく考えず小さな作品を作って楽しんで下さい。
トキワシノブ石化・・・台湾原産の常緑のシノブです。水切れにも強く丈夫なシダです。
セッコク「紅炎」・・・日本原産の小型のデンドロです。
ギャラリー(最近の私の庭など)
今年も植物園で昆虫展を開催しました。(7/25~8/6)
休みの日は、会場でヤシの葉バッタを作って配っていました。(無料)
ブラジルヤシの葉一枚で1匹出来ます。
ショウリョウバッタ
ビーズトンボ・・・ビーズで私が作りました。実物大(ヤンマは1/2)で色も合わせています。ブローチにしてあるので少し友人の所に飛んで行ってしまいました。(笑)
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/