文化講座
シャクヤク(芍薬)1
シャクヤクは、ボタン科の宿根草です。原種は中国からロシアにかけて自生しています。ボタンは木本で、シャクヤクは落葉草本なので、冬は地上部がなくなり根茎のみになります。ボタンよりも花は少し小ぶりですが、香りのある豪華な花を多く咲かせます。現在流通しています株は、主にヨーロッパで品種改良された物が多く、日本でも江戸時代には盛んに品種改良が行われ、一重咲の品種が茶花として好まれました。
ヨーロッパ特にフランスでは、バラのような八重咲きや、唐子咲きが多く作出されました。これはフランスの貴族がコサージュとして使うために、バラの花のような八重咲きを好んだからです。
栽培の仕方
地植え鉢植えどちらも大丈夫です。日当たりの良い場所に、水はけ良く植え込みます。
ボタンと違い、冬に地上部がなくなりますので、剪定をしなくても良い所がいいですね。
肥料を好みますので、花前の3月と花後の6月、10月にあげると良いでしょう。
株分けや植え替えは、9~10月頃に行います。
村娘(むらむすめ)
千秋(せんしゅう)
千秋
紅日輪(べににちりん)
紅日輪
ビロードクイン
乙女桜(おとめざくら)
セレブリティ
行く春(ゆくはる)
楊貴妃(ようきひ)
滝の粧(たきのよそおい)
趙園紅(ちょうえんこう)
卯月の雪(うずきのゆき)
滝の粧(手前)、ラテンドール(2番目)
ギャラリー
今年も、5月の連休は名古屋市の東山植物園にて「野生蘭展」を開催しました。6/8~13にも「初夏の野生蘭展」を開催します。
コケ玉の展示会も、6/18~20庄内緑地公園、7/10~11荒子川公園にて開催します。
イワチドリ
手前のピンクはつつじ「はなびん」、後ろはギボウシ「ブルーアイボリー」
ユキモチソウ緑花(素心)、タイツリソウ「ゴールドハート」、赤花「ディセントラ・バレンタイン」
黄花ニンドウ、ニシキギ白斑 ほか、色々はいっています。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/