文化講座
カラーリーフ 赤色
新芽が赤くなるアカメガシ(レッドロビン)や、紅葉で赤くなるカエデや南天も園芸的には、カラーリーフの赤葉として使われています。多肉植物も寒さに当たると紅葉する物もあり、冬の寄せ植えには、なくてはならないものです。新芽が赤くなる植物は、紫外線から柔らかい若い葉を守るためアントシアニンを作っています。日陰で育てると赤くなりません。
★いつも赤いタイプ
・ 万両「紅孔雀」
赤い葉がとても美しい万両です。赤い葉を保つには、直射日光を避けて育てましょう。
この万両は、筆者が種苗登録をしました。
成長はゆっくりですが、耐寒性のあるカラーリーフとして用途は広いと思います。
・ レックスベゴニア
レックスベゴニアは、葉を楽しむ植物で色々な色彩のタイプがあります。
シックな赤い葉は、単独で楽しんでも良いですし、他の観葉植物との寄せ植えにも使えます。
・ クリプタンサス・ゾナタス・ゼブリナス
ブラジルに自生する多年草。耐寒性は0℃くらいなので、冬は屋内に取り込みましょう。
・ コルジリネ・エレクトリックピンク
ニュージーランド原産の多年草です。耐寒性はありますが暖かい所向きです。
過湿をきらいます。栽培は少し気難しいと思います。
大鉢の寄せ植えに向いてます。
・ カエデ「藤波錦」
「猩々」の芽変わりと言われています。赤と黒のコントラストがすばらしい。
・ アロエ・フラミンゴ
でこぼこした赤い突起が面白い。日陰に置くと色がさめる。
・ ハエトリソウ
虫を捕まえる葉が赤い。全体が赤い珍しいタイプもありますがこの標準タイプの方が緑との対比が美しい。
赤い葉の上に、小さなトゲが数本あり2回以上触れると閉じます。
虫を与えなくても育ちます。北米原産なので冬も外で大丈夫です。日当たりの良い所で腰水をして育てます。日光と水があれば、丈夫で良く株が増えます。
★新芽が赤くなるタイプ
新芽の赤色は、陽が当たらないと赤く発色しない。
・ レッドロビン(ベニカナメモチ)斑入り
生垣に良く使われます。これは斑入り種です。
・ イタドリ斑入り
イタドリの白斑の白い所の芽出しが真っ赤になりとても美しい。
・ セッコク「赤富士」
新芽の赤色がすばらしい。
・ 黄金テイカカヅラ
★ 紅葉するタイプ
・ ブルーベリー
ハイブッシュ系が紅葉がきれい。
・ エケベリア・ハムシー
・ エケベリアの仲間
エケベリアの仲間は、寒さにも比較的強く、紅葉するものが多い。
ギャラリー(最近の私の庭の植物です)
イワギボウシ赤花
先月紹介できませんでした。
ハエマンサス・ピンク花
南アフリカ原産の球根植物。白花のマユハケオモトが良く知られています。
ヒガンバナピンク花
リコリスの仲間です。九州で見つかったそうです。
原種シクランメン「グラエカム」
早咲き種、ヘデリフォリウム、アフリカヌムと一緒に咲き始めました。
ヘデリフォリウム
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/