文化講座
ハイドランジア(西洋アジサイ)4
今月は、新枝咲きのアナベルと四季咲き種の紹介とアジサイの花色の変化についてもお話しします。
普通(旧枝咲き)のアジサイは、今年の枝に花芽を付けますので、コンパクトに咲かせる為には、遅くとも7月末までに剪定をしないといけません。北米原産のアナベルは、その年伸びた新しい枝に花を咲かせるので春の芽吹き前までに、強剪定する事ができます。最近は白花以外にピンク花も出回って来ました。
ピンクアナベル1・・・やさしいピンクの花を咲かせます。濃い花と言われるピンクアナベル2も持っていますが私は、1の方が好みです。
スターバースト・・・八重咲きアナベルとも呼ばれています。咲き始めはグリーン花でガク咲きですが徐々に白くなり玉咲きのようになってきます。雰囲気の良い花です。
三宅常葉(みやけときわ)・・・三宅島で見つかった常緑のアジサイです。四季咲き性の珍しいアジサイです。
秋の花はテマリ状になります。
他に四季咲き性のアジサイは、「四季咲きヒメアジサイ」又は「安行四季咲き」と呼ばれるヒメアジサイがあります。安行(川口市)は江戸時代からの植木の産地で、昔から知られているあじさいです。春から秋まで咲き続けます。
★アジサイの花色の変化について
一般に土壌が、酸性の場合は、青い花、アルカリ性は赤い花を咲かせます。
青い花を咲かせるには、焼ミョウバン(500~1000倍)を春までに、2~3回上げましょう。
赤い花には、苦土石灰または卵の殻を砕いて播きます。
友人宅のアジサイ「コンペイトウ」の大株の花が赤~青に変化して咲いていました。
土のPHが酸性は青花でアルカリ性が赤花、中性は紫花の見本のような咲き方をしていて驚きました。
ヤマアジサイ「紅」(くれない)・・・この「紅」は、PHに関係なく、白~赤に変化します。
ギャラリー(最近の私の庭です)
毎年アジサイのコケ玉作っています。
「大島緑花」・・・伊豆大島で見つかった大型のアジサイ。中心の両性花はPHよって多少赤みをおびます。
クレマチス「アフロディーテ・エレガフミナ」・・・新枝咲きのクレマチスです。
ウチョウラン・・・最近は人工交配によってお値打ちで綺麗なウチョウランが入手でき嬉しいです。
星庭・・・愛知県設楽町の「星庭 駒ヶ原ガーデンビレッジ」に行ってきました。ことしの6月にお庭も開放されてどなたでも見学できます。売店も併設されておりコーヒーを頂く事も出来ます。麻野間園芸さんの経営なのでお花も買えます。10~11月には珍しいシクラメンも入手できます。
綺麗な珍しい植物が一杯植えてありますので、ガーデニングの参考になります。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/