文化講座
ブルーベリー
ブルーベリーは北米原産のツツジ科の落葉低木です。品種改良(選抜)されたハイブッシュ系の2グループとラビットアイ系、野生種(原種)の4つのグループに分けられます。
果実にアントシアニンなどのポリフェノールを多く含むため人気が出ました。あまり大きくならないので、鉢で育てることもできます。病害虫も少なく無農薬で栽培できます。
花も美しく、紅葉もきれいなので、花木としても人気がでました。
☆ハイブッシュ系
寒冷地向きの「ノーザンハイブッシュ」と暖地向きの「サザンハイブッシュ」に大別されます。6月頃収穫できる大実の早生種が多く、自家受粉します。市販されている冷凍物はほとんどハイブッシュ系です
・ノーザンハイブッシュ
寒冷地向き、落葉し紅葉が美しい。最近は暖地でも良く育つ接木苗もあります。
ダロウ、チャンドラー、ウェイマウス、ブルークロップ、パトリオット、バークレイ、コリンズなど
・サザンハイブッシュ
暖地向き、半落葉。育てやすく大実で自家受粉するので人気があり品種も増えてきました。
ミスティー、サンシャインブルー、シャープブルー、マグノリア、オニール、サンプソン、など
☆ラビットアイ系
暖地向き、2品種あったほうが結実しやすい。晩成種もあり結実時期の違う品種を育てることで3ヶ月くらい楽しめます。成熟前の果実が赤みを帯びる事からラビットアイ(ウサギの目)と名付けられたと言われています。あまり赤くならない品種もありますがレッドパールのように赤色がきれいな品種もあります。
ホームベル、ティフブルー、ウッタード、ブルージェム、オノ、ラヒ、コースタル、ブライトウェルなど
☆野生種
ローブッシュブルーベリー(ワイルドブルーベリー)ともよばれカナダ東部とアメリカの北東部に広く自生しています。他にヨーロッパ(北欧)に自生しているビルベリーがよく知られています。
育て方
日当たりの良い所で栽培します。酸性の用土を好みますので地植えの場合はピートモス(pH無調整)を土に混ぜます。鉢植えは赤玉土、鹿沼土、ピートモス、パーライトで植え込みます。
肥料は遅効性のマグアンプKなどで良いでしょう。
小さな苗のうちは、花を摘んで実を成らさず、まずは木をしっかり育てましょう。
オノ(ラビットアイ系) 鉢栽培(自宅)
鳥に先にたべられないようネットを張って収穫(8月)