文化講座
庭のリフォーム 3
前回(97回「リフォーム1」参照)から2年が経ち、いろいろなお庭のリホームをしましたので、紹介します。
今回は、庭木の下が、笹、玉竜、シラン、ハランなどが茂っていて、玄関先なので雰囲気の良い庭にして欲しいとの事でした。庭師さんも毎年入っていますが、庭木の剪定のみですので、どうしても現状維持のままです。見ました所、庭木が大きくなりすぎて、暗くなっているので、相談して数本伐採しました。
最初に、土を全部掘り起こして、笹の地下茎を全部取り除き、土壌改良をします。
笹、玉竜、ヘデラなどがからまっています。 手前と中央の木も伐採してすっきりさせます。
笹の地下茎を取り除く為に全部掘り起こしました。土が硬くしまっているので、土壌改良として、パーライト、軽石、赤玉土、鹿沼土、桐生砂、完熟腐葉土、花壇用培養土をすき込みます。
フェンス沿いに、モミジ「鴫立沢」、椿「村下」(赤侘)、ハナイカダ、風鈴ツリバナ、ヤマアジサイ「駿河黄金」、「由布残雪」、「紅」(くれない)、アザレアツバキ、ギボウシ「サガエ」、「ポールス・グローリー」、ギボウシ「金星」、キキョウ絞り咲き、ツワブキ「浮雲」、ふちの土止め用に玉竜を植えました。
表土に雑草除けと土跳ね防止に、軽石中粒、富士砂、焼き赤玉を敷き、庭全体が明るくなるようにしました。
ホタルブクロ、ギボウシ「黄帝」、朱金萩、雨水枡には、ボウフラ除けにステンレスの網をかぶせました。
浅間石でかさ上げして、水捌けを良くし下水枡を浅間石で隠し目立たないようにしました、ギボウシ「ブルーアイボリー」、クリスマスローズ、八角蓮、イカリソウ、カンアオイ、ツワブキ斑入り青木「駿河弁天」、花桃照手紅、カシワバアジサイ黄金葉(左端)、シラン、モミジ「桂」(かつら)万両「紅孔雀」、サクラアオイ、ヤマアジサイ「御殿場錦」など。
浅間石の手前は、川砂利の色合いの綺麗な物を使いました。
オトメギボウシ「霊峰」、リシマキア(中国原産)、ヤブラン「ピュアホワイト」、アメリカヅタ斑入りアマドコロ斑入り。
ツゲが植栽されていましたので、根から取ります。
土壌改良をします。
アベリアを植栽します。刈り込みも自由で強い植物です。
ここも表土に、軽石中粒、焼き赤玉、富士砂を敷きます。(3月)
半年後の11月には、かなり伸びましたので刈り込みます。
いかがでしたか?実際に庭の様子が変わる所を見ると、良くわかりますね。
中々出来上がりは想像できないですね、多少なりとも参考にして頂ければと思っています。
次回も別のお庭を紹介します。
ギャラリー(最近の私の庭や興味をもった植物)
ユッカ・カラーガード・・・耐寒性があり、日当たりの良い庭の地植え向き。
アガベのような、葉先のトゲがないので玄関先にも大丈夫です。
ベゴニア・パボニナ・・・反射して青く光ります。耐寒性がないので温室に預けてあります。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/