文化講座
椿を楽しむ 5
今年も暖冬で、桜も例年より1週間ほど早く咲きましたが、冬の花木の椿はまだまだ咲いています。
今回もいろいろ紹介します。
「黄蓮華」
ベトナム原産の黄花の椿との交配種、蓮華状の華やかな花が目立ちます。野口慎一氏作出。
「黒獅子金魚椿」
中大輪の八重咲き種。咲き始めは乙女咲きに似ています。葉は金魚葉です。
金魚葉の椿は何タイプもありますが、私のお気に入りの椿です。
玉肥前
長崎の五島で見つかった名花「玉之浦」(白覆輪の一重咲)の交配種。他には、「友の浦」、「タマアメリカーナ」などがあります。
「三河数寄屋」
鋸状の葉の古典椿「数寄屋」に良く似た花として三河地方で選出された品種。
咲き方と花粉が未発達の所から侘助として流通しています。
「昭和錦」
絞りの花は、気に入っていますが、安定して絞りにならないのが残念です。
「紺がすり」
絞り八重咲き、安定した花を咲かせます。野口交配。
「タカニニ」
ニュージーランドで作出された濃赤色牡丹咲の大輪種です。
椿と思えない豪華な花に驚きます。
「小果苦茶花」
中国原産、おもに台湾で椿油の生産で栽培されています。白花が清楚で原種の雰囲気が良いですね。
中国語なので読み方が分かりません。
「薮の里」
赤のヤブツバキは、良いですね。
「マーガレットデービス」
オーストラリアで作出された名花。前田ナーセリーさんで初めて見て、気品のある豪華な花に驚きました。
以前の「椿の楽しみ2」でも紹介しました。正面の写真が撮れましたので。
今回も私の目に留まった花を紹介しました。まだまだありますので次の機会に紹介します。
ギャラリー(最近の私の庭です)
雪割草が咲きだしました。最近は八重咲きより標準花の一重咲きが人気です。
白覆輪円弁花
日輪咲き、オシベが花弁化している。
乙女咲きタイプ・・・オシベが未発達。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/