文化講座
葉変わり・枝変わり 1
珍奇植物の項でも少し紹介しましたが、標準個体と違った葉や枝の形態の事を「葉変わり」「枝変わり」と言います。実生や突然変異によって生まれますが、園芸的に評価された物が栽培増殖され園芸植物として流通していきます。私の判断基準として、変化した葉や枝によって鑑賞価値が高くなる植物を「葉変わり」「枝変わり」と呼んでいます。今回は「葉変わり」について紹介します。
「葉変わり」①
・丸葉・・・標準個体より明らかに丸い物です。
椿「円」(まどか)盃葉(さかずきば)とも呼ばれます。
雪割草「丸葉」右下の株。他は覆輪。
セッコク「京玉金剛」(きょうだまこんごう)丸葉のラシャ葉です。
・金魚葉・・・金魚の尾のような形
椿「黒獅子金魚」花の良さで育てています。
・コンペ・・・葉の周りに突起状の葉が付いている
アジサイ「レモンウェーブ」。
アオキ「弥彦の光」ラシャ葉にコンペ葉がまざる珍しい青木。
ギャラリー(最近の私の庭です)
この時期は椿が多いです。
ピメレア「ピソディス」オーストラリア原産のジンチョウゲ科。
玄関先で冬も越しました。寒い時期なので花期は長いみたいです。ずーと咲いています(2ヶ月)。
パンダカンアオイ 素芯「緑寿宝」。
妙高SA、新潟に植物を見に行って来ました。雪割草、椿、牡丹(黒花)などが目的です。
椿農園は出荷がほぼ終わりガランとしていました。お目当ての物は入手出来ました。
ハウスの中は挿し木苗で一杯です。
帰りに長野でセツブンソウを見てきました。ちょうど良い時期(3/20)でした。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/