文化講座
セッコクの栽培 Dendrobium moniliforme
セッコクは本州(岩手県)以南に分布しているラン科植物で、主に日当たりのよい木や岩に着生しています。小型で花のバラエティーがあり、ラン科植物の中では比較的育てやすいため人気があります。古典園芸植物の「長生蘭」としても知られ、江戸時代の天保(1830~1844)の頃には大ブームになり「長生草」という図譜も作られました。
置き場所・・・ | 半日は陽が当たる所に置きましょう。斑入り種は少し遮光しましょう。 着生ランですから吊り下げるとよいでしょう。 |
植え込み・・・ | ミズゴケで植え込みます。素焼き鉢の2号か2.5号が生育には適しています。 |
水遣り・・・ | 乾かし気味に育てます。ミズゴケが乾いてから、しっかりとあげます。 |
肥料・・・ | 生育期(5~7月)にあげます。薄い液肥(2000倍)を月に2~3回。又は緩効性の粒状肥料でもよいです。 |
株分け・・・ | 2~3年に一度行います。竹串を使って、古いミズゴケを取り除き株分けをします。 古いバックバルブは取り外し、まとめて植え込み、高芽が出てきましたら植え替えます。 |
「紅飛天」
黄花
緑花
「桃麗」
毎年5月初めに東山動植物園にて展示会を開催しています
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/