文化講座
野生ランの楽しみ
世界には、2万5千種以上、日本には、300種あまりラン科植物が自生しています。
100種ほどが、園芸的に観賞価値があります。栽培が難しいものが多く、アツモリソウ・クマガイソウ・スズムシソウ・イチヨウラン・ホテイラン・キンセイラン・サルメンエビネ・ハクサンチドリ・トンボソウなどは、栽培も難しい上に、人口増殖された株が販売されていることは少なく入手は控えましょう。
ほかの植物もそうですが、ラン科植物は特に栽培環境を整えることが大切です。
エビネ・シラン・ネジバナ・サギソウ・トキソウなどの地生ランと、フウラン・セッコク・ナゴランなどの着生ランに、大別されます。(サギソウ・トキソウは湿地性)
人工増殖も確立され、花や葉姿の変異が多く、栽培を楽しめるものに、ウチョウラン・イワチドリ・セッコク・エビネ・フウラン・シュンラン・サギソウなどがあります。まずは一番安価(よく殖え丈夫)なものを育ててみて自宅の栽培環境に適した種類のランを見つけましょう。
ラン科植物は、成長も殖えも、ゆっくりですが3~5年かけて大株に育てると、大変見ごたえのある株になります。
湿地のラン・・・サギソウ、トキソウ、カキランなどは日当たりの良い湿地に自生します。