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ガーデニング

園芸家 栄中日文化センター講師 名古屋野生蘭同好会会長
吉田 篤

アベリア

 アベリアは、ヨーロッパで交配作出されたツクバネウツギの園芸種です。常緑で耐暑性、耐寒性もあり丈夫な事から、公共事業の植栽に多く利用されています。また花時期も長く(5月~10月)斑入りの綺麗な品種も作出され、個人のガーデニングにも使われるようになって来ました。
 私も庭の植栽で、高さの低い生垣用として、良く使います。従来のサツキやツゲなどは、枝の一部が枯れて穴が開いたようになる場合があります。一度穴が開いてしまうと、新しい枝が中々芽吹かずそのままの状態になってしまいます。その点アベリアは、強剪定しても直ぐに芽吹いて修復し見栄えの良い状態に戻ります。

アベリアの品種を紹介します。

ピンクレディ・・・矮性種、大きくなりませんので生垣には向きませんが、白斑の美しい品種です。この品種を最初に見た時はアベリアとは思えませんでした。私のお気に入りで植栽には良く使います。

ピンクレディ

ホープレイズ・・・木立性で生垣にも使えます。枝は暴れるので剪定しましょう。

レディーピーチ・・・成長が遅く生垣には向きません。寒さで赤く紅葉します。

レディーリバティー・・・木立性で株立ちになります。秋になると全体が赤く染まります。

カレイドスコープ・・・木立性で株立ちになります。葉色の美しい品種です。

コンフェッティ・・・成長は遅めですが株立ちになります。白斑が美しい品種です。

★アベリア・ホープレイズ 植栽例

2013年6月 植栽

2018年12月 5年半後です。3年後の2016年には、同じように育っています。

2019年7月 新葉の時期は黄金色になります。

2021年7月 幅が厚くなったので強い刈り込みをしました。このような幹が見えるような刈り込みをすると、サツキ、ツゲ、カイヅカイブキは、新芽が出にくく元に戻りません。

2021年11月 4ヵ月後の11月には、元に戻っています。刈り込んだので、ビオラの植栽スペースができました。

2022年9月 毎年、年2回(6月、11月)の手入れで同じような状態を維持しています。
       咲いている花はポーチュラカです。

ギャラリー(最近の私の庭です)

ヒカゲツツジ・・・今年は、急に暖かくなり早く咲きだしました。(3/17撮影)

椿「春の台」(はるのうてな)江戸時代に選別された名花。10cmほどの大きな花です。

椿「大城冠」(だじょうかん)名古屋城の本丸御殿の庭にあった御殿椿。戦争でお城と共に焼失。

アーモンド 果樹として販売されていますが、桜より一回り大きな花を咲かせ花木として楽しめます。

ホザキナナカマド 「ピンクホピ」
 ホザキナナカマドの園芸品種。矮性(樹高1m位)でピンクの新葉が美しい。

植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/

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