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季節のフラワーアレンジメント

栄中日文化センター講師
グリーン ローズ主宰
フラワーデザイナー フラワーフォトグラファー 松浦 奈美子

ギフト アレンジ(器)

Gift Arrangement
 春は出会い・お祝い・お別れのシーズンです。
 お世話になった方へのお礼・お祝いに世界にたった一つの「Only One」の手作りプレゼントをしませんか?

ギフトアレンジ(器)作り方

 フランスの街を歩いていると、「周りを葉で囲んだブーケ」を手にしたオシャレな女性を見かけます。
 そんなフレンチテイストの ブーケ風の器のアレンジを楽しみます。
材料
花材 ネイチャーオルウェイズ バラ(STDBライトピンク) 1輪
バラ(SMLライトピンク) 1輪
バラ(SMLライトブルー) 2輪
バラ(SMLベイビーピンク) 1輪
バラ(SPRライトピンク) 1輪
フロールエバー バラ(ベイビーホットピンク) 3輪
ネイチャーオルウェイズ レモンリーフ(グリーン)
アリシア(グリーン)
リボン ピンクリボン 0.7m
ストライプリボン 0.5m
ビーズ 0.3m
造花 タイニーミカニア 1本
ローズペタルガーランド 50cm
オアシス 1/6
使用する資材
ハサミ、グルーガン、グルースティック、ワイヤー(#24裸、#26白・緑)、フローラルテープ(白・緑)、カッター、ブリックカッター、防水性テープ(細)

知っ得情報
器のアレンジに使用するスポンジには、主に緑色の吸水性スポンジの生花用と 主に茶色のドライ用スポンジがあります。
プリザーブドフラワーのアレンジの場合、ドライ用のスポンジを使用する方が多いのですが、通常のプリザーブドフラワーのアレンジに使用する場合、経験上、 ドライ用スポンジでなくても生花用のスタンダードな堅さの吸水性スポンジで十分代用できると思います。生花用のスポンジの方が入手しやすいので。。。。
オアシス(オアシス:商品名ですがそれを使用しておりますので、今後はそう呼びます)は、ブリックカッターか太めの安定したカッターでカットするのが良いでしょう。
面取りとは、お花を挿しやすいようにオアシスの角をカットして面にすること。
リボンについては、考え方に大きく2つあります。ひとつは、ラッピングとしての考え方のリボン使い。もうひとつは、花材の一部としてのリボン使いです。


作り方
 (1)器にオアシスをセッティング
(1)
オアシスを器の口径と深さを考慮して適当な大きさに切り、器の口をオアシスにあてて、オアシスに跡をつける。
(2)
(1)の跡を参考に太めのカッターでオアシスをカットする。


(3)
器にオアシスをセットし、面取りをする。(ここで終了してもOKですが)

(4)

更に配送にも耐えうるように、防水性テープでオアシスを器に固定する。
その時、あまりテープが器から大きく外にはみ出さないようにする

。あとで隠すことが大変になります。

(5)
テープがはがれないように、端をクロスで留め、ところどころUピン(#20)でオアシスに留める。


 (2)花材の下準備
(A)バラのワイヤリング


(B)葉のワイヤリング
(1)
レモンリーフと#26緑の地巻きワイヤーを準備。

(2)
レモンリーフの下部のところで中央の葉脈をまたいで、ワイヤーをまっすぐのまま、縫うようにするか、(写真ではわかりやすく、初めからワイヤーをヘアピン状に曲げてあります)ヘアピン状にして挿す。


(3)
葉の表から見ると...。 葉の裏から見ると...。


(4)
葉の下の少しの枝のところをくるくる巻いて、ワイヤーをしばる。
(5)
ワイヤーを縫うところ(挿すところ)を中央部あたりにして、ワイヤーを曲げると葉もそれに沿わせて曲げることができる。(写真は葉の裏から見たところ)


* ワイヤリングしたところの上部だけでもテーピングすると、補強になり、挿しやすくなりますし、また見た目も美しいです。

(C)リボンのワイヤリング(花材の一部として)
1輪
 (右利きの方用の説明)
(1)
自分の方にリボンを縦長に表を向けて、上部を自分とは反対方向に折る。
(折ったリボンの大きさが出来上がるリボンの輪の大きさになります)
(2)
リボンの端があるあたりを写真のように、くしゅくしゅとまとめて、リボンに合うワイヤーの色(#26)を左側に7~8cm(長さはアレンジによります)出す。


(3)
リボンのくしゅくしゅしたところとワイヤーを左手の指でしっかり押さえて、右手に持ったワイヤーで1~2回巻き、ねじって縛る。)
(4)
縛りは終了。


(5)
リボンを結んだところ、ギリギリで切る。

2輪
(1)
上記(1)の後にリボンの下側にも輪を作り、写真のように持つ。
(2)
中央部あたりにワイヤーをあてる。


(3)
リボン中央部をくしゅくしゅさせて、自分とは反対側でワイヤーを縛る。
1輪の時と同様に長いリボンをぎりぎりで切っても良いのですが、写真のようにしっぽを出して、それで動きをだしてもOKです。
(リボンの端は斜めカット)

* ワイヤリングしたところの上部だけでもテーピングすると、補強になり、挿しやすくなりますし、また、見た目も美しいです。


 (3)アレンジ
(1)
器のヘリ近くに葉の向きの表情・動きを出しながら、ワイヤーの先端にグルーをつけてオアシスに挿す。
オアシスに挿す長さは、葉・花の大きさや重さによりまちまちですが、あまり長すぎるとオアシスの中でワイヤーどうしがぶつかってしまうので、3~4cmくらいを目安に考えます。
(アーティシャルフラワーは、茎がしっかりしていれば、そのままグルーをつけてオアシスに挿します)

(2)
葉のアレンジ完了。

(3)
お花、リボン、オーナメント(グッズ)をラウンド状に(低い丘状に)なるように、先に骨格を写真のように作り、アレンジを進める。ワイヤーの先端にグルーをつけて挿す。Uピンも利用。

(4)完成

横からみた写真。
※参考例
葉の代わりに大きく輪を作った
リボンをあしらった作品。
上から見た写真。
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