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季節のフラワーアレンジメント

栄中日文化センター講師
グリーン ローズ主宰
フラワーデザイナー フラワーフォトグラファー 松浦 奈美子

クレッセントブーケ (Ⅰ)

クレッセントブーケ (Ⅰ)

クレッセントブーケ  の作り方  (Ⅰ)

クレッセントブーケは上部・中部・下部をそれぞれ別に作り、最終的に3部分を合体させます。

材料

花材

花材の画像
ネイチャーオールウエイズ バラ(STDホワイト) 3
バラ(STDライトグリーン) 2
バラ(SMLライトグリーン) 2
大地農園 バラ(あい フレッシュグリーン) 1
バラ(いずみ ピュアホワイト) 1
バラ(いずみ アンティックホワイト) 2
バラ(ビビアン ピュアホワイト) 3
バラ(ビビアン フレッシュグリーン) 4
ルスカス・ガーデン(グリーン) 2本
フロールエバー バラ(STDミントグリーン) 1
アジサイ(パールホワイト) 2ヘッド
ヴェルモント バラ(オールドローズ ピスタチオ) 1
ほか スマイラックス(ライトグリーン) 2本
リボン(うすグリーン) 2.5m

道具

道具の画像
  • ハサミ、グルーガン、グルースティック、フローラルテープ(緑色)
  • ワイヤー(#24緑色、#26緑色、#24裸)

作り方

【1】花材をワイヤリング・テーピングする

  • (A) バラをワイヤリング・テーピングする
  • 長めにワイヤリングするために、#24裸ワイヤーは1輪につき、そのままの長さのワイヤーを2本でクロスメソッド(大きめのバラ)または、そのまま1本でピアスメソッド(小さめのバラ)でワイヤリングする。その際、各ワイヤーの半分の長さのところをお花の位置とせずに、折り曲げるワイヤーの片方を長めにすると、より長いバラのステムをつくることができます。

    ワイヤリングしたものをすべて 緑色のフローラルテープでテーピングする。

  • *バラは開花するものは、開花させておく。
  • (B)ルスカス・スマイラックスをワイヤリング・テーピングする
  • ルスカス・スマイラックスは適当な長さ(あまり長すぎないように注意します。長くても15cmくらい)にカットして、ツイスティングでワイヤリングします。ワイヤーは、#24緑ワイヤー1本そのままでワイヤリングします。
    (葉もののカットは茎でカットします。長さは、少し長めのものも、短めのものもいろいろな長さで用意します。)
    ワイヤリングしたものは、すべて上部分のみテーピングする。
  • (C)アジサイをワイヤリング・テーピングする
  • アジサイは小分けして、それぞれをワイヤリングする。(小分けは表情が出しやすいように、いろいろな分量を分ける)
    ワイヤーは#24緑ワイヤーで、ひと小分けにつき、そのまま1本を使用します。
    ワイヤリングしたものは、すべて上部分のみテーピングする。
  • 以上で花材の準備は完了です!

【2】花を組んでブーケを作る

<アレンジの注意事項>
美しいクレッセントブーケを作るには......

  1. 中心部から上部と下部の長さの比率は1対1.5~2近くが美しいバランスを表現できます。
  2. 内側よりも外側に多く花を入れて、外側のラインを長くまたは強調する。
  3. メインのお花のライン(同じ種類や同じ色の花など)で三日月の流れるラインを表現する。
  4. お花の向きを少しずつずらすとお花の表情が豊かになります。
  • (A)まず、上部分から作成します。
  • お花を順次つなげるように組んでいきますが、その際、フローラルテープで巻きながら組んでいきます。
  • 先端は細くなるようにします。
  • 内側のラインには、あまり花を詰め込まずに、形をスリムにして、外側のボリュームをアップさせます。



  • (B)次は下部分をつくります。
  • 上部よりも花材を多めに長めにして、お花を組んでいきます。
    上部を十分見ながら、流れを意識して、お花を組んでいきます。
  • 上部同様、お花を順次つなげるように組んでいきますが、その際、フローラルテープで巻きながら組んでいきます。
  • 先端は細くなるようにします。
  • 内側のラインには、あまり花を詰め込まずに、形をスリムにして、外側のボリュームをアップさせます。
  • (C) 中央部を作ります。
  • (A)と(B)を置いて見ながら、中央部分の出来上がりをイメージしながら、作成します。
  • 中央のお花を中心に三角形の角の位置にまずお花をあしらい、それを2周くらいして、順次組んでいくと、アレンジしやすいです。

  • *かなり大きなクレッセントブーケを作る場合は、
    中央部も上部下部に分けますが、たいていの大きさは、1支点で花を組むことで作れます。

次回は、上部・中央部・下部を合体させるところからご説明します。


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