文化講座
ウエルカムボード(Bridal)
この回では、ご紹介しやすいように、かなり小ぶりのウエルカムボードにしました。
ウエルカムボードの作り方
材料
花材
ネイチャーオールウエイズ | バラ(SMLライトグリーン) | 1 |
バラ(SMLホワイト) | 1 | |
バラ(SPライトグリーン) | 2 | |
カーネーション(STDライトグリーン) | 2 | |
大地農園 | バラ(ビビアン アンティックホワイト) | 2 |
バラ(こまち エンジェルホワイト) | 2 | |
バラ(こまち エメラルドグリーン) | 1 | |
ジャスミン(白) | 3 | |
デンファレ(ピュアホワイト) | 2 | |
フロールエバー | アジサイ(ミントグリーン) | 適量 |
カーネーション(STDパンナコッタ) | 1 | |
カーネーション(STDアイボリー) | 1 | |
南原農園 | アイビー葉(ホワイト) | 適量 |
ほか | フレーム | 1 |
リボン(2種) | 適量 | |
アーティフィシャルフラワー | 適量 |
道具
|
知っとく情報
ウエルカムボードのプリザーブドフラワーでのアレンジの方法はいくつかあります。
例えば
- ウエルカムボードに直接ミニデコ(オアシスの半球状のもの)を貼って(または、ワイヤー等を使って固定して)そのミニデコにアレンジする方法
- 長めにワイヤリングして、ウエルカムボードの後ろ側(裏側)で、防水性テープを利用して固定する方法
- 直接、ウエルカムボードにお花をグルーでつけてアレンジする方法
などなど、それぞれのアレンジ方法で、膨らみ過ぎや額に傷をつけてしまったりや、見せたくない部分がある側から見えてしまったり。。。など、それぞれに一長一短です。
今回は、2の長めにワイヤリングして、額の後ろでテープで固定する方法をご紹介します。
作り方
【1】お花のワイヤリング・テーピングをする
- バラをひろげる。
- バラのワイヤリング・テーピング
- カーネーションのワイヤリング・テーピング(#24緑)
- アジサイのワイヤリング・テーピング
- ジャスミンのワイヤリング・テーピング
- デンファレのワイヤリング・テーピング
2007・8月 メリア~*~バラをひろげる~*~ の回参照
2007・1月 バレンタインのプチブーケ の回参照
大きなバラはクロスメソッドでワイヤリング(#24裸)
小さいバラはピアスメソッドでワイヤリング(#24裸)
2007・6月 Box Arrangement ~*~ボックス アレンジ~*~ の回参照
小分けして、(フローラルテープでまとめ束ねるとワイヤリングしやすいです)カーネーションと同様にツイスティングでワイヤリングして、テーピングする。(#24緑)
ジャスミンのワイヤリングにはいくつかの方法があります。
ワイヤーをフック状にして、花びらの中心のところからさして、貫通させる方法。そうすると上手にすればワイヤーが見えなくなりますが、花びらの中心をのぞくとちらっと見えてしまうときがあります。
ですので、今回は、ジャスミンの花びらの下部の方に(あまりにも下過ぎますと、花びらが割れてしまいますので、要注意!)裸ワイヤー(#24か#26)をピアス状に貫通させてワイヤリングします。
ワイヤーを貫通させたところあたりから、フローラルテープを丁寧に、力を入れすぎずに巻いていきます。
ジャスミンのプリザーブド自体、とても花びらが折れやすいので、十分注意して作業します。
フローラルテープが滑って巻きにくい場合は、貫通したワイヤーの挿し口のところにグルーをつけてその上からテープをつけて、2秒くらいするとテープがグルーについて巻きやすくなります。
デンファレのワイヤリングの方法もいくつかあります。
ワイヤーをフック状にして、中心部にさす方法もありますが、やはり上手にしないと見えてしまいますし、とても花びらが繊細ですので、力を入れすぎると折れてしまいます。
今回は、デンファレの後ろ側のイルカの形のところの下部(あまり下過ぎますと、破れてしまいますので要注意!)に裸ワイヤー(#26か#24)をピアス状に貫通させてワイヤリングします。
ジャスミンと同様にテーピングします。
【2】葉物のワイヤリング・テーピングをする
- アーティフィシャルフラワーのワイヤリングは、ツイスティング。
- アイビーの葉のワイヤリング (#24白)
- 今回のアイビーのワイヤーの色は迷うところですが、他の花材は全て緑を基本としましたがアイビーは白葉に貫通させるので、白い葉ですので、白の地巻きを使いました。その後にフローラルテープでそのステム部分を全部、緑色で巻きます。
- 1、2をテーピング
2007・3月 ギフト アレンジ(器) の回参照
ソーイングメソド
- 葉物のワイヤリングの場合、ボリュームをもたせるためや足元を隠すための役割をする場合の葉と長めにアレンジして流れを出すための役割の葉を考慮に入れて、ワイヤリング・テーピングします。
【3】お花を束ねていく
- フレームにアレンジする場所を決定して、その形にあった形、分量を考慮して、いくつかのパーツに分けて、プチコサージュを作る気持ちで束ねていきます。
- 支点を一点にして指でしっかりつまんで、束ねていきます。
- 全てのパーツを完成させます。
実際に束ねながら、フレームにあててみて、調整しながら束ねていきます。
目的のパーツの大体のお花が束ねられたら、支点を#24緑ワイヤーでしっかりと縛り、まとめます。
【4】束ねたものをボードの裏側で固定
- 束ねたものをボードの裏側で固定します。
- 全てのパーツをボードに固定します。
*今回ご紹介しました方法では、後々、使用しましたボードを再生して使用することが可能なかわりにどうしても、アレンジを固定する後ろ側を見せられないことになります。ということは、このウエルカムボードを設置する場所が限定されます。そのことに十分注意しましょう。
【5】最終調整
- 【4】で全てのパーツを固定しても、額とお花のアレンジの間に隙間ができてしまっている場所があります。
- その場所に残った花材をグルーで丁寧に(直接ボードに貼らないように)ワイヤーや既にアレンジしたお花の一部につけて、隙間を埋めていきます。側面も忘れないように埋めていきましょう。
完成!