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文化講座

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季節のフラワーアレンジメント

栄中日文化センター講師
グリーン ローズ主宰
フラワーデザイナー フラワーフォトグラファー 松浦 奈美子

ラウンドブーケ (Ⅱ)

ラウンドブーケ

ラウンドブーケ  の作り方  (Ⅱ)

作り方

(1)布をお花の周りにあしらう



  1. 前回、布のワイヤリングとテーピングをして、準備しました布のループを使います。
    束ねたラウンド状のお花の周りに丁寧に、動きをだしながら(布の向き、多少の高低差をつけてあしらいます)アレンジをしてゆきます。

    ラウンド状のお花のところから、どのくらい外側に出して布をあしらうかが大切です。その布の外側への出す長さによって随分、印象が変わります。
    しっかりした縁取りとして、布をある程度強調したい場合は、今回のように外側に長めにだします。
    あくまで、お花だけが主体で、布は足元を隠すためだとする場合は、布を外側にあまり出さないようにします。
  2. 布をお花の周りにあしらい終了しましたら、支点の位置で、#24または#26地巻きワイヤーでしっかりとしばります。しばったワイヤーの端はそのままハンドルの部分である下の方に折りさげておきます。

(2)ハンドル部分の処理

  1. ハンドル部分の長さを決定します。
    新婦は左手でブーケを持ちます。もう一方の手は軽く添える程度となります。ハンドル部分は、あとでリボンがブーケの足元にあしらわれることを考慮して、親指の先がほぼ支点の位置にある状態で、ハンドルを握って、手首のところの長さよりすこしだけ下くらいのところをカットすると、丁度良いハンドルの長さになります。
    ワイヤーをカットするときは、ニッパを使わなくても、ワイヤーの束を少し平たくすれば、クラフトハサミで十分にカットできます。
  2. 適当な長さにワイヤーをカットしたハンドル部分をフローラルテープで巻きます。
    支点の位置から丁寧に、フローラルテープを巻いていきます。
    ハンドルの一番下の部分になりましたら。下の部分はワイヤーの切り口となり、危険ですので、フローラルテープで丁寧にしっかり切り口にフタをするような形で処理しておきます。


(3)ハンドル部分にリボンを巻く

ハンドル部分の巻上げに関しましては、いろいろな方法がございます。今回はわかりやすい簡単な方法をご紹介いたします。

  1. ハンドルの下の部分からリボンを巻き上げていきます。
    まず、ハンドル部分の下のほうの(一番下から3cmくらいのところ)にグルーをつけて、リボンのおもて面を自分が見える方向に持ち、そのリボンの端をグルーをつけたところ付近につけます。
    (その際、リボンの幅の中央あたりにグルーをつけたところがくるようにします)
  2. 次にリボンの幅の両脇を写真のように、後ろ側に(自分とは反対側に)倒します。
  3. ハンドルの下の底の部分を包むようにして、同時に巻き込み
  4. リボンの巻きの間隔が同じになるようにして、支点のところまで丁寧に巻きあげていきます。
  5. 支点の位置のところまで巻いたら、一旦グルーでしっかりリボンをハンドル部分に接着します。
  6. 布と巻き上げたリボンの間に見えるワイヤーを隠すために、リボンをすこしずつずらしながらループを作って、グルーでつけてゆきます。
  7. ワイヤーを隠すために丁寧にところどころグルーをつけて、ふっくらとしたループを作っていきます。

  8. ふっくらとしたループでワイヤーを隠したら、残りのリボンを使って、支点付近のリボンの重なりの部分を一気に巻いて、きれいに隠してしまいます。

  9. 8.で一気に巻いたリボンの残りの部分は、適当な場所にグルーをリボンの端につけて入れ込んでしまいます。

  10. 完成
季節のフラワーアレンジメント
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