文化講座
和 ブーケ (Ⅰ-2)

和 ブーケ (Ⅰ-2)
作り方
(4)花材のステム(ワイヤー)の長さをカットする
ボールブーケでは、挿すオアシス(ボール型)が小さい(ボールの直径が短い)ので、ワイヤーのステムが長いまま、ボールに挿すと、中でワイヤーがぶつかりあったり、突き抜けてしまいます。
以下の点に注意して、ステムのワイヤーをカットします。
- ☆ステムは基本的にボールの半径の長さより短くします。
(今回、軽いお花は2~2.5cm) - ☆重いお花のステムは少し長め(それでも半径よりは短く)にします。
- ☆ボールの下側に挿すお花のステムは若干長めにしておきます。
例) | バラを 適した長さにカット |
![]() |
ピンポンマムを 適した長さにカット |
![]() |
|
スプレーマムを 適した長さにカット |
![]() |
(5)お花をボールに挿す(アレンジする)
先端にグルーをしっかりつけて、ボールに挿してアレンジしていきます。
以下の点に注意します。
- ☆球(ボール)の中心点に向かって挿します。
- ☆しっかりとグルーをステムの先端1~2cmくらいにつけて挿します。
- ☆ボールの下側に挿す場合は、より深めに挿し、よりしっかりと
グルーをつけます。 - ☆真下には、タッセルのついた紐がきますので、ほんの少しだけ意識して
空けておきます。
-
まず、メインのバラを、いろいろな方向から見て、大体均等な割合で見えるようにボールに挿してアレンジします。(均等にアレンジではなく、均等な割合で大丈夫です)
-
ピンポンマムを上記1.と同様に大体均等な割合に見えるようにボールに挿してアレンジします。
-
バラ→キャンディマム→小さいバラ→ベイビーマム他...を上記と同様にアレンジします。
-
どうしても花の高さが他の花材と比べて高くなってしまい、花が飛び出てしまう場合は、ボールオアシスをスプーンなどで掘り、そこにお花をアレンジします。
-
かなりお花がアレンジされた状態を2方向から撮影しました。
-
お花とお花の隙間を小分けしたカーネーションで埋めていきます。
-
真下部分以外はアレンジ完了
(6)下部の ひも+タッセル 使い
-
先端をセロテープでとめ切りした和紐を準備します。
*ボールの下に垂らす長さとワイヤーで縛る長さを考慮した長さ -
タッセルを通す
-
和紐の端をワイヤー(#24グリーン)でしっかりと合わせ縛る
-
合わせ縛ったところに長いUピン(#20グリーン)を通して
-
ボールの真下のところから上部に向かって、まっすぐに挿し貫通させます。
-
貫通させた上の部分のワイヤー2本をペンチで左右に折り広げて(あまりにも長い場合は適当な長さにカットして)、更にそのワイヤーを小さめのUピンで押さえます。
-
完成!