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季節のフラワーアレンジメント

栄中日文化センター講師
グリーン ローズ主宰
フラワーデザイナー フラワーフォトグラファー 松浦 奈美子

貝を使って

夏らしく『貝』を使ったアレンジをします。
また、今回はワイヤーのステムが見えても良いように、ステムの部分を美しく糸で巻きます。
そして、プリザーブドでは難しかった動きのある「空間を活かしたアレンジ」にチャレンジします。

貝を使った、動きのあるアレンジの作り方

材料

花材

花材の画像
ネイチャーオールウエイズ バラ(SMLクリーム) 1
バラ(SMLサフランイエロー) 2
バラ(SMLピーチ) 1
バラ(SMLライトブルー) 2
大地農園 バラ(こまち エンジェルブルー) 2
バラ(ミルフィーユ アンティックホワイト) 1
ジャスミン(ブルー) 3
ほか 1
貝、ヒトデ 適量
グラスストーン 適量
レインボーフォーム 1/3ケ
シルバー糸 適量

道具

道具の画像
  • ハサミ、グルーガン、
  • グルースティック、アドヒーシブ、
  • ワイヤー(#20白、#18裸)、
  • カッター、メモ用紙(紙)、木工用ボンド

知っとく情報

貝はそのままですと、「夏」のイメージですが、貝にゴールド、シルバーなどのペイントをしますと夏だけでなく、他のシーズンにも十分使えます。

 貝にペイントする場合、べっとりと色をつけるのもいいのですが、軽くペイントするとナチュラルな雰囲気を残したままでアレンジに素敵に参加することができます。是非、いろいろなペイントにチャレンジしてみてください。

作り方

【1】オアシスをセットする

  1. 器のヘリより少し下の位置まで、レインボーフォームをグルーをつけてしっかりセットする。
     (器のヘリより少し下にするのは、後にガラス砂をいれるためです。)

【2】ステムの作成

  1. ステムをつくる

    #18裸ワイヤーまたは#20白ワイヤー (花が重いものは、#18、軽いものは#20)にアドヒーシブの接着剤をつけながら、糸を丁寧に巻く。
    先端は切り口を斜めにカットし、更に花材に差し込む端のところを、糸を巻かずにそのまま残して、少し下より巻きつけていく。

  2. 1の糸を巻いたワイヤーを切り口を斜めにカットした先端にグルーをつけて、バラの茎に丁寧に挿し込む。

    (#18ワイヤー)

  3. 同様に、ジャスミンはがくをそっと手で取りさり、花の下の部分より1のワイヤーを挿し込む。

    (#20ワイヤー)

  4. 2、3でワイヤーを挿した後、ワイヤーの差込部分付近にグルーを軽くつけて、茎を覆うようにして糸を巻く。

  5. 全ての花材のステム作りが完了。

【3】バラを開花させる

  1. バラをひろげる

    2007・8月 メリア~*~バラをひろげる~*~ の回参照

    • 開花作業を行ったときに取り去った「がく」を開花作業が終わった後にグルーで、改めて花びらの根本につける。これは、今回のアレンジは動きを出したものにするために花の裏側も見える可能性があるためです。

【4】アレンジする

今回はステムを見えても良いように美しく!工夫いたしましたので、かなり動きがあるアレンジにしましょう。

  1. (3)の2で作ったステムが長いとき・・・

    長いステムをカットするときは、カットしたい場所にグルーをつけて、乾いてからその中央あたりをハサミまたはニッパでカットします。グルーをつけないとカットしたその場所から糸がほどけてきます。

  2. ワイヤーは曲げられます。

    ワイヤーは曲げられますので、それを忘れずにアレンジします。
    ワイヤーの下部先端にグルーをしっかりつけて挿し、アレンジしていきます。

  3. アレンジ完了

【5】ガラス砂を器に入れたフォームの上に敷き、貝をあしらう

アレンジの足元が見えてしまっていますので、そこに夏らしくガラスの砂を敷き詰めます。

  1. メモ用紙などの紙を円錐状にして、先を少しだけ開けておく。
  2. フォームの上にガラス砂を1で作った道具を使って、丁寧に敷き詰めていく。
    この際、ガラス砂をフォームに接着するために、木工用ボンドを使います。
    グルーで接着させると半透明になってしまうため、乾いて透明になる木工用ボンドを使います。
  3. 貝にグルーをつけて足元や空間を活かしたアレンジをします。完成!
季節のフラワーアレンジメント
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