文化講座
プリザーブドフラワーって?
みなさんはプリザーブドフラワーというお花をご存知ですか?
母の日などに花屋さんやデパートの店頭に並んでいるのをご覧になったことございませんか?
プリザーブドフラワーって?
生花のようにみずみずしく柔らかな感触を長く保つために加工したお花です。
植物のもつ水分と植物性の油脂分を入れ替えることによって、それが可能になりました。
また、染色をしているため、自然界にない色まで多彩な色を楽しむことができます。
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取り扱い注意事項は?
・ | 多湿による色移り。 (花びらが透明になってしまったものは、湿度が下がると元にもどります。) |
・ | 直射日光による色あせ。 |
・ | 繊細なものですので、取り扱いには十分注意してください。 |
以上については特に留意してください。
プリフラの歴史
その原点は、ベルリン大学とブリュッセル大学の共同研究によります。その研究に参画していたメーカーが1991年世界特許認定を得て、パリで発表しました。
日本には、1993年に池袋の「国際貿易展」で業界向けに紹介されました。一般には1994年、日本橋の大手百貨店の「フランス展」で紹介されました。しかしながら、なかなか一般的には広まらずに、しばらくした1998年にメーカーの強いアピールでようやく、少しずつ広まってきました。
化粧品のキャンペーンのギフトにプリフラが採用されたことが広がりに大きく拍車をかけました。
現在の勢いは、90年代の後半での各地でのイベント・教室・販売によるものです。
プリフラの生産
現在、日本で販売されているプリフラの原産国の主なところは、コロンビア・エクアドル・ケニア・中国・フランス・アメリカ・日本・・・です。
各社いろいろな生産方法によりますが、1例。
原材料を仕入れ→開花調整→漂白→染色→柔軟加工(水分と油脂成分の入れ替え)→乾燥→選別→出荷 です。
プリフラのアレンジの考え方
大きく分けて、2つアレンジには特徴があると思います。
① | プリフラが生花のような風合いを持つために、生花のアレンジに近い方法でするという考え方 |
② | プリフラが生花と違って、水が必要ないから、自由にお花を空間などで"遊ばせる"ことができるという考え方 |
どちらも素敵です。是非、チャレンジしてください。
プリフラのバラのいろいろ
たくさんの種類の色のバラがあります。
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プリフラのバラ以外のお花・緑物
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