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季節のフラワーアレンジメント

栄中日文化センター講師
グリーン ローズ主宰
フラワーデザイナー フラワーフォトグラファー 松浦 奈美子

ハートの型リース

ハートの形になるように、特に外側のラインに気をつけながら、アレンジします。今回は、元気な色のハート型!を作ります。制作する際のいろいろな調整に注目してご紹介!

ハートの型リースの作り方

材料

花材の画像

花材の画像

花材の画像

プリザーブドフラワー
バラ シャーロット (エスプリ) 2輪
バラ フレンチマリアンヌ (カーニバルルージュ) 4輪
アーティフィシャルフラワー
メリーローズピック (ホットピンク) 2輪
リアンスプレーローズ (ダークピンク) 1本
プリティカローズピック (ビューティー) 5輪
フレーズベリー (モーブ) 1本
フィットニア 少々枚
その他
ハートリース (白) 1個
リボン(細) 2m

道具

道具の画像

  • クラフトバサミ
  • 布切りバサミ
  • グルーガン
  • グルースティック
  • ニッパ
  • ワイヤーホワイト(#24,#20)

アレンジ

全体のポイント!

  • ◆お花の高低差は多少つけて、動きを出して立体的に
  • ◆お花の向きは、正面向きばかりでなく、多少、いろいろな方向に向けて。
  • ◆ハート型に見えるように。特に外側のラインが重要です。
    ハート型の上下中央のV字の箇所はしっかりとVに見えるように。
    上部左右の膨らみの部分は、穏やかなバランスの取れたカーブを描くように。
  • ◆今回は、所々、リース台の白が見えていても大丈夫!
  • ◆側面は、外側のラインのバランスを崩さないように、葉や小花、実をアレンジする。
    (側面に多少のお花がないと、正面からハートのリースを見た場合、奥行き感がでません。また、側面に大きめのお花をつけてしまうと、外側のラインにでっぱりが生じて、ハート型が崩れてしまうので、要注意です。)
  • ◆ハートのリースは、上部の左右の膨らみが地面に対して水平の位置ではなく、わざと傾かせたり、ずらした位置でも、バランスがとれて素敵であれば、大丈夫!(今回は、普通に水平の位置にしてアレンジしています)
  • ◆大きめのお花のアレンジの「位置」で特に注意すべきことは、ハートのリースを飾る際の、「地面から水平の位置」に、大きなお花2輪を正面を向けて配置すると、まるで目のようになり、そこが目立ちすぎてしまうことがあるので、水平の位置に大きなお花をアレンジする場合は、お花の向きに要注意!

大きめのお花をアレンジします。

  1. アーティフィシャルフラワーは、ステムをニッパでカットし、グルーを付けて、リース台に直接アレンジする。
     
     

  2. プリザーブドフラワーは、ステムがついたまま、グルーをつけてアレンジまたは、花びらの横からカットして、切り口にグルーをたっぷりとつけて、リース台に直接アレンジする。その際、指先とペンチやハサミの先端で優しく、手早くお花を広げることも可能です。(第12回フレームアレンジを参照)
  3. 今回は、白いリース台を少し見せるようにして、下部にいくにつれ、花を少なくしていくようにアレンジしました
     
     

フックをつける

  1. ワイヤー(白#20)で、ループをつくりフックをつける。(第2回クリスマスリースを参照)
    フックをつける場合のタイミングですが、アレンジの前にハートの形の傾きを決めて、フックをつけても大丈夫です。
     
     

  2. 今回、少しアレンジして、大体の方向性をつけて、様子を見、ハートの傾きを検討してから、フックをつけました。今回は、傾けずにそのまま普通のハートで。
    一口メモ
    実は!時々あることなのですが、
    ハート型だけでなく、円のリースの時でも、最初にフックをつけて、そこを上部と決めて、アレンジしていても、あれ?なんだかバランスが崩れて...で、その後、フックの位置を変えると、意外にバランスが取れ、素敵になる時があります。
    作品を作る時、途中、失敗に気づき直し調整することは、よくあることです。
    そんな時は、いかに【まるで失敗などなかったように自然に調整】できるかというのも、大切なテクニックです。
    だから、はじめの方につけたフックの位置では、途中、バランスが良くないことに気付きましたら、フックの位置を変えてもOK!です。または、ある程度のアレンジの形が見えてきてから、フックをつけても大丈夫です。

リボンをアレンジ

  1. 今回、細めのリボンを4本になるよう折り返して、その端をワイヤー (#24白)でねじり縛り、それをリース台にしばりつけます。

  2. その後、リボンで3ループをつくり、下に流すようにして、リボンをねじり縛り、それもリース台にしばりつける。リース台に縛ったワイヤーが動いてしまったり、リボンの位置を固定したい場合は、グルーを使って固定させます。
     

アレンジを続ける

  1. 残っている大きめのお花や小花、実ものなどをグルーでつけてアレンジする。
     

  2. そして、重要な葉もアレンジ。
     
     

  3. 小花や葉は側面にも。
    葉は、流れを出したり、動きを出したり、ナチュラルにしたり...と、とても重要です。
     
     

調整

  • ◆美しいハート型になっているでしょうか?
    今回、濃いピンク色がハート型のラインを描くのに重要です。ハート型の向かって右下の辺りに、ハートの形を描くようにお花を追加しました。
    (お花が大きすぎる場合は、プリザーブドフラワーのバラの場合は、外側から花びらを外し、その花びらを根元の辺りでまるめ、くしゅとつまみ、接着剤を根元あたりにつけて小さい花を作ります。)
     
     

  • ◆側面(外側、中側)にも多少お花をアレンジしていますでしょうか?

など、確認調整をして終了!

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