文化講座
眠れない時にはアロマを
寒い日々が続いていますが、3月に入りましたね。
突然ですが、皆さんは毎日よく眠れていますか?
3月18日は、春の睡眠の日であることをご存じでしょうか。
2011年に睡眠健康推進機構が日本睡眠学会との協力により1年に2回「睡眠の日」を制定し、
春が3月18日(欧米の世界睡眠デー)、秋が9月3日(グッスリの語呂より)になったそうです。
現在日本では、大人の5人に1人が睡眠に悩みを抱えているといわれており、平均睡眠時間は、世界で28位だそうです。
そもそも、睡眠がなぜ重要なのでしょうか。
睡眠は、脳疲労の回復にもっとも効果的で、睡眠中に記憶の整理や消去をしながら、記憶を定着強化してくれます。
また、細胞の修復、疲労回復、新陳代謝の促進など、美容と健康に欠かすことのできない成長ホルモン、抗酸化力が高い幸せホルモン・メラトニンを分泌させることも大事な役目です。
正しい睡眠が太りにくい身体を作ってくれるともいわれます。
いかに睡眠が重要だか、再認識させられますよね。

睡眠が大切なことは理解していますが、眠れない時も多々あると思います。
そのような時には、精油を是非使用してみてください。
ご存じの通り、精油は、自律神経の調整を行う脳の大脳辺縁系、視床下部に直接働きかけ、交感神経の働きを弱め、副交感神経の働きを促すことができるため、体が緊張状態から解放され、眠りやすい状態を作ることができるのです。
では、不眠時におススメの精油をご紹介します。
【眠れない時のアロマ10選】
- ①ラベンダー
- ②ローマン・カモミール
- ③オレンジ
- ④ベルガモット
- ⑤サンダルウッド
- ⑥フランキンセンス
- ⑦ネロリ
- ⑧イランイラン
- ⑨ゼラニウム
- ⑩マジョラル
上記の精油をブレンドして、就寝前のお気に入りの香りを選んでみてくださいね。

続いて、就寝時にリラックスできる環境を整えるため、簡単にできる精油の使い方をご紹介します。
①枕元にサシェ(匂い袋)を置く
- 小さめの巾着袋
- コットン、ティッシュ
- 精油20滴ほど(お好み)
コットンなどの他にも無臭のペーパーフラワーに精油を垂らして、袋に入れると可愛いらしいサシェとなります。
時間がない方は、コットンなどを枕元に直接置いていただいても構いません。
②枕元にアロマスプレーを吹きかける
- ガラス瓶スプレー容器(30ml)
- 精製水25ml
- 精油10滴(お好み)
サシェではなく、お気に入りの香りのピロースプレーを常備し、毎日枕元に吹きかけてもいいですよね。
③王道のディフューザー
入眠前30分頃から寝室をディフューズして、リラックスできる環境にしましょう。

今回は精油を利用した睡眠環境についてお話しましたが、運動、入浴、食事、起床時間と就寝時間を一定にする、朝起きたら太陽の光を浴びるなど、睡眠の質を向上させる生活習慣も大切ですよね。
簡単にできることから是非始めてみてくださいね。