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衣食住のアロマ

Beauty Cook~RAW FOOD&アロマヒーリングサロン~
Beauty Lifeプランナー
古川 容子

二日酔いを和らげるアロマ

早いもので、今年も終わりに近づいてきました。
忘年会、クリスマス、年末年始などのイベントが多い今月は、お酒を飲む機会が増えて、二日酔いによる頭痛や吐き気、胃痛などの症状が現れやすいかもしれませんね。

『二日酔い』の症状はどのようにひき起こされるかご存じですか?

私たちはアルコールを摂取すると、肝臓で「アセトアルデヒド」という有毒物質に分解されます。
通常は、この「アセトアルデヒド」が「酢酸」へ変化し、その後、二酸化炭素と水になり、体外へ排出されます。

しかし大量のアルコールを摂取した場合、体内が脱水状態となり、「アセトアルデヒド」を十分に分解できなくなるのです。
そのため、血液中に高濃度で残り、その毒性により吐き気や頭痛などの不快な症状をひき起こします。

これが『二日酔い』の原因となります。

今回は、二日酔いの症状を緩和するために、お手伝いしてくれる精油とケアをご紹介します。

≪二日酔いにおススメの精油6選≫

●ペパーミント
冷却鎮静刺激作用により吐き気を緩和して、胃腸の調子を整え、消化器系の不調を緩和します。また、血行促進により頭痛の改善にも役立ちます。

●ジュニパー
非常に高い利尿発汗作用、毒素排出作用があり、体内の老廃物や余分な水分など毒素を排出する腎機能を促進し、体内に残ったアルコールを早く排出したいときにおススメです。

●レモン
吐き気を和らげ、消化促進で胃もたれや消化不良など不快な症状を緩和します。

●グレープフルーツ
主成分である「リモネン」は胃や肝臓の強壮や消化促進、利尿、解毒作用があり、二日酔いの症状を緩和します。

●ローズマリー
肝臓強壮作用、利尿作用があり、血行促進により消化器系の不調を緩和します。

●ラベンダー
利尿作用、発汗作用、解毒作用があり、吐き気や頭痛の緩和にも有効です。
どの精油とも相性が良く、本当に万能な精油ですね。

≪二日酔い対策のアロマケア≫

◆手軽にできるケア
ハンカチやティッシュにアロマを垂らして、香りを吸い込み、深呼吸してみましょう。
吐き気を落ち着かせ、二日酔いの症状が緩和されます。

  • ・ハンカチやティッシュなど
  • ・ペパーミント...1滴
  • ・レモン...1滴

◆アロマバス
二日酔いのときは、水分が不足しているので、入浴前にしっかり水分補給しましょう。
38℃前後のぬるま湯で入浴し、デトックスしてみましょう。

  • ・天然塩...15g
  • ・ジュニパー...2滴
  • ・ローズマリー...1滴
  • ・ペパーミント...1滴
  • ・ラベンダー...1滴

◆アロママッサージ
頭皮、肝臓、ふくらはぎ、足の裏などにアロマオイルを塗布して、マッサージしてみましょう。アルコールの分解を促進し、むくみ改善にもなります。

  • ・キャリアオイル(ホホバオイルなど)...50ml
  • ・ジュニパー...5滴
  • ・グレープフルーツ...5滴

『二日酔い』にならないためには、飲みすぎないことが一番ですが、飲みすぎてしまったときには、しっかり水分補給をして、アロマを活用し、辛い症状を緩和してくださいね。
これからのイベントシーズン、楽しいひとときをお過ごしください!

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