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インターネット公開文化講座

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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

「かて食」は「グローカル食」の喜び!

 21世紀はAI(人工知能)とIoT(IT機器どうしが繋がる)の時代。
 そして、Deep Learningする人工知能は人間の力を借りることなくAI自身が進歩するようになるのだ。
 10年後では、現在、人が行っていることの60%はAI&IoTに奪われると想定されている。
 人工知能がIoTと繋がって、常に最適化条件を求めて進化する時代を迎えたのだ。
 鉄腕アトムが活躍する時代が現実となってきた。
 最近、日本を代表するグローバル企業の孫正義さんが率いるソフトバンクが世界最初と言われる人の感情を認識するパーソナルロボット「Pepper」は感情を持っているのだ。
 先日、一般向けに売り出された1,000台が1分で完売されたほどに注目されていると判る。
 早々、受付、外食産業や医療介護の領域では日常的に出会うことになるだろう。
 コミュニケーション、食と健康の世界に入ってくることになるのだ。
 感情を持ったパーソナルロボットが家庭に入って食事を用意してくれるのも近くなっている。
 現在は三度の食事を準備する時間を省いてレディーメイドの食物を買って食べたり、ファーストフードストア、コンビニ、喫茶店などで食べる人は少なくない。
 そうしたレディーメイド食はグローバル世界からの食材をロボット化によって調理をされる画一化した食べ物となっている。
 地域性のある食材や食べ物を自分たちで調理して食べてはいないことになる。
 人間が心豊かに生きるための食文化が単純化され、グローバル化されてしまったのだ。
 パーソナルロボットと一人ひとりが共存するようになると食文化も大きく変わることになる。
 自分で料理したり、外食産業に依存しなくてもパーソナルロボットが一人ひとりのお好みによって調理してくれることになるからだ。
 再び、自分たちが住んでいる地域特性、つまり、グローカル食と世界中の地域特性ある食材とが組み合わさったグローバル食とが一人ひとりの選択によって変わることになる。
 人間は一人では生きていけないが、自己エネルギーで進化するDeep Learningロボットと如何様な関係を築くことになるかが興味津々だ!
 世界中の地域の組み合わせ特産からなる地域レベルの「グローカル食」の誕生だ!

頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド
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