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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

楽しく健康栄養食を食べるには―食品添加物と「国産食品」-3

 週刊新潮は「実名国産食品」の危険性についての「特集」を8回にわたり続けました。
 さらに『食べるなら安心の「国産食品」リスト』についての「特集」を取り上げました。
 取り上げられたのは「危険な添加が用いられていない国産食品リスト」です。
 「問題あり」とされた「添加物」の「複合組み合わせ」も含めて以下の如くです。
 1)複合リスクなし:ソルビン酸、亜硝酸ナトリウム、リン酸塩の「複合組み合わせの添加物
は含まれていない。
 2)味覚破壊トリオなし:タンパク加水分解物、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)の「組み合わせ」が含まれていない。
 3)人工甘味料なし:アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、ネオテーム、アドバンテームが使われていない。
 4)タール系着色料なし:赤色102号、赤色40号、黄色4号、黄色5号が使われていない。
 5)トランス脂肪酸「ゼロ」:トランス脂肪酸が含まれていない。
 以上のいずれかの添加物が含まれていない「実名」商品が取り上げられました。
 「実名」が示された「国産食品」「ソーセイジなど加工肉」「パン」「調味料」「レトルト・チルド食品」「冷凍食品」などです。
 「パン」は、あんぱん、クリームパン、蒸しパンやシフォンケーキなどの菓子パンなど。
 惣菜パンは危険な添加物が用いられていることが多いことは既に述べた通りです。
 「調味料」ではドレッシング、ソースやたれの各種、ポン酢、つゆ、だし粉、ふりかけやおかずや鍋などの調味料として使用されるものなど。
 調味料も添加物が多く用いられているから注意が必要です。
 「レトルト・チルド食品」ではカレー、ポタージュやスープ、ハンバーグ、ミートボールや牛すじ煮、ピザなど。
 「冷凍食品」では、飯類やおにぎりの具、肉類、魚類、コロッケ、ポテト、ピザ、中華、オムレツなど。
 日常生活でよく使用され利用される「加工食品」が主に取り上げられています。
 「危険な添加物」が使われている商品が多いから貴重な情報でもあります。
 添加物の複合的な組み合せが危険ですが、忘れてならない重要なポイントは、例え一品の国産食品には複合的には組み合わされていなくても、日常的に1日に各種多数の「国産食品」が食べれているのが現実です。
 合わせると知らない内に「複合的な危険な組み合わせ」を食べていることになります。
 加工食品を1日に多数食べると「複合的な食品添加物」を食べていると同じ「危険性」が増すのです。

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