天命起臥之道は一人ひとりが自分の志や目標を達成しようとするための生きる道です。
　自分の天命を果たすためには、元気で健康寿命を全うすることが源泉となります。
　自分が目標を達成するための強い意志と身体を持ち続けて健康長寿を全うするには健康栄養食が不可欠です。
　健康な身体は健全なこゝろに加えて、身体力のみならず心理的、社会的にも良好な状態にあることが大変重要だからです。
　生きる意欲を高める健康栄養食は健全な身体に宿るこゝろのキーとなります。
　強靭なこゝろと身体は自分の自信と意志を強くします。
　アフガニスタンではタリバンが女子教育を禁止していましたが、サキーナ・ヤクービは命をかけた強い意志と使命感を持って女子の教育を始め、築き上げたのですが、「強い信念があれば力がわいてくる。教育が人を変える。女性や男性も教育が必要だ（TEDでの講演）」と命をかけた信念を持って生きています。
　ヤクービは中流家庭に生まれて決して豊かであったわけではありません。
　お父さんが教育が大切だと、女子でもヤクービに教育を受けさせたのです。
　アメリカの大学に進んで頑張ってアメリカで教授となり、教育、研究を行い母国から両親を呼び寄せて幸せな生活をしていました。
　しかし、自分の強い志と使命感を持って、アメリカの生活からアフガニスタンに戻り、恐怖のタリバン支配下であっても禁じられている女子教育を一から進めたのです。
　自分を信じることの大切さは、歴史上のドイツの詩人・作家・劇作家のゲーテが「As soon as you trust yourself,you will know how to live」と言い残しているように、自分自身を信じたこゝろの持ちようが何より自信となると判ります。
　強いこゝろと健康な身体を持続するためには、どのような食生活をするかが、その基となります。
　日本の食生活では、食品化学技術の進歩、環境破壊などによってどんな食べ物を如何に食べるかが判り難く容易ではありません。
　農薬の使用や食品化学製品の氾濫や遺伝子操作食品などが普及しています。
　知らないうちに、自分が思ったり考えている食べ物とは異なったモドキ食品を食べていることが少なくありません。
　情報の開示と発信が不完全であり、不信を増大させています。
　食べ物次第で糖尿病や老化促進だけでなく"うつ"もあり得るのです。
　そうした時代や状況にあって「かて茶&かて食」は「天命起臥之道」に生きるための健康栄養食であり、健康寿命を全うする食文化です。