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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

楽しく健康栄養食を食べるには―食品添加物と「国産食品」-2

 週刊新潮は2018年5月24日号に始まり、7月12日号までの8週間連続で「実名国産食品」の危険性「特集」を続けています。
「国産食品」に広く用いられている「食品添加物」の危険を商品の実名を挙げて説いているのです。
「楽しく健康栄養食を食べるには」大切な課題を考えさせます。
 健康上、問題がある食品添加物を含んでいる“「国産食品」実名リスト”がランキングとして示されています。
問題ある「実名商品リスト」を1つ1つ覚えるより、危険ありとする危険添加物の『原材料』を『危険物表』とし自分で作って買物の現場で実際に確認するために役立てるのです。
 取り上げられている“「国産食品」実名リスト”はスーパー、コンビニ、デパ地下、ネット上などで広く売られている大手の商品が中心です。
 中小の食品会社のみならず、個人的なパン屋、喫茶店やレストランなどで広く添加物は食べ物屋で使われています。
 週刊新潮の実名リストの会社への取材の申し込みに対して「当該原材料は食品及び食品添加物であり、当社製品は食品衛生法を遵守しております」とか「食品添加物は、厚労省が定めた法令にのっとり適正に使用しているため安全面は問題ないと考えております」と厚労省が定めている使用基準に基づき、適正な使用をしているとしています。
 自社の一つ一つの商品は国の基準を守っているから「問題ない」との立場です。
 自社、他社を含めた複数の商品で一日で食べる合計摂取量が厚労省の基準を超えることは気にしていません。
 今まで新潮が取り上げてきた「食品添加物」は多くの「加工食品」に広範に使われている食品添加物ばかりです。
 ここで明らかなことは、食品会社のほとんどが『「厚労省の基準を守っている」との立場を一つの商品は守っているから「問題」なし!!なのです。
「他の会社の加工商品」にも同様の添加物は広く使われていることは「全く考慮していない」と言うことになります。
 会社や飲食関係者は、消費者達が日常的に食べている多数の「加工食品に含まれる問題のある食品添加物」のことは頭にないことが判ります。
 自分の所の一つの商品基準を守っていても他の商品にも含まれて一日の摂取量が危険量になる可能性が高いのです。

会社のみならず学者達、厚労省の役人や政治家なども多くの危険添加物や組み合わせによる「国民の健康」への被害が出る可能性はあまり考えていないから用心用心
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