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インターネット公開文化講座

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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

かて食&かて茶のグローカル食を食べながら生き方を考える-2

 Niantic社、ポケモン社、任天堂社が組んだアプリ「Pokémon GO」が日本でも公開されてブームとなっています。
 スマホのiPhoneやAndroid 、タブレットのiPadなどで対応するアプリを無料でダウンロードすれば誰もが楽しめるのです。
 Pokémon GOはGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)とAR(Augmented Reality,拡張現実)とを組み合わせたゲームであるところに従来のゲームとは違う新しい面白さがあります。
 こうしたITを導入した新しい技術は今後も期待されます。
 世界中で親しまれているポケモンをキャラクターとしているため、インパクトがあって急速に広まりました。
 ポケモンとはポケットモンスター(Pocket Monsters)の省略でアニメ、キャラクターをはじめとした多くのメディア作品で世界中の人気者となっています。
 ポケモンは沢山の架空生物の総称であり、ピカチュウはその代表なのです。
 アメリカなどの研究者が来日した時に、子供がピカチュウのキャラクターをおみやげに頼まれたと一緒に買いに行った懐かしい思い出があります。
 最近は、様々な妖怪が現れるアニメ「妖怪ウォッチ」が注目されて人気となりました。
 また、玩具としても任天堂3DSのソフトとして、妖怪ウォッチを用いて妖怪メダルが集められ、多くの子供たちが夢中になりました。
 それらの人気が落ち着きつつある時に、Pokémon GOは新しいGPS とARの組み合わせによって新しいゲーム世界を開いたことになります。
 GPSという現実の場へ、ARによって仮想現実(Virtual Reality,VR)の世界を組み込んで遊べるようにすることで新しい面白さ、楽しさ、夢中になれるゲームの世界を進歩させたことになります。
 ポケモンというピカチュウをはじめとするいろいろなキャラクターをターゲットとしたところは、総合的にみると「妖怪ウォッチ」と同様のバーチャルの世界です。
 ゴルフで遠方のホールに少ない打数で入れようと熱心になるのと同じ心理だと思います。
人間的な内面心理を遊びに取り込んだところが面白く夢中になれるのだと思います。
 新しい科学力は人間の内面的なモンスター、いわば『妖怪性』の意識を浮き彫りにする生き方の重要な課題が判かって面白いです。
 いずれにしても夢中になるのは良いことだと思います。

頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド
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