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家計のサポート相談員のコラム

株式会社 マネースマート

個人投資家が選ぶ、ベスト投資信託

 少額投資非課税制度(NISA)の投資先の一つになっている投資信託。金融機関で取り扱われる商品数は、約6,000本と言われます。ご自分の投資先に、どの商品を選ぶのかを検討する際に、ランキングを活用する方も多いのではないでしょうか。

 その一つが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」です。投資信託について個人投資家目線で情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたちが、「個人からみたベストな投資信託を投票することで、より良い個人の投資環境をつくりたい」と始めたランキングです。
 投票は2007年から毎年1回実施され、17回目となりました。近年は、投資信託の運用会社も、ランキング結果に注目しています。

 ◆投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2023

 2023年度は、「オルカン」の愛称で知られる低コストで全世界に投資できるインデックス(指数連動)型の投資信託が5年連続の1位でした。一方で、上位10位中に前年(2022年)は3本入っていた米国株の投資信託が1本に減少し、全世界や先進国の株に分散投資とするものが4本から6本にふえました。また債券も投資対象に含まれるバランス型投資信託は、9位の1本に留まりました。11位以降は、下記をご覧ください。

 【参考】「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」 WEBサイト
      https://fundoftheyear.jp/2023

 ◆ランキングを活用する際の注意点

 このようなランキングを活用して商品選びを行う際は、ご自分の思惑にマッチした商品であるかどうかを、取り扱い金融機関で必ず調べましょう。投資信託の具体的なコストや投資対象などは、金融機関のWEBサイトに掲載される「目論見書」や「月次レポート」などで、誰でも無料で確認できます。

 またランキング上位には、コストの低さからネット専用商品が入りがちです。対面窓口で投資を望む場合は、商品名に固執せず、類似する投資対象の投資信託も比較検討して下さい。

 最後に投資信託のランキングは、過去の評価です。これから先の運用成績などを約束するものではありません。ランキング上位の商品が、翌年支持されない場合もあります。投資信託選びは自己責任であることを念頭に、各種ランキングを上手く活用して頂きたいと思います。

堀之内 千津
ファイナンシャルプランナー(CFP®)

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