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家計のサポート相談員のコラム

株式会社 マネースマート

カードのリボ払いに注意!

 そろそろ夏休みの計画を立てられる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
レジャーや旅行の際、クレジットカードがあれば多額の現金を持ち歩かなくてもよいので、多くの方が利用されるかと思います。(一社)日本クレジット協会の統計資料によると成人人口比で1人当たり 2.6 枚保有しています。カードの保有枚数の増加に伴っていろいろな問題が起きています。中でも支払方法のひとつであるリボルビング払いのトラブルが増えています。今回はクレジットカードの支払方法について確認していきます。

■そもそもクレジットとは?
 クレジットとは、カード会社と利用者が契約を結んで、利用者の「支払いは必ずできます」という「信用」に基づいてカード会社が立替え払いしてくれるものです。利用者は契約の時に決めた「いつまでに返す」という約束を果たさなければなりません。

■支払方法の種類

種類 支払い方 一般的な手数料
翌月一括払い 翌月に一括で払う かからない
ボーナス一括払い ボーナス支給時に払う かからない
分割払い 支払い回数を選び、分割で払う 3回以上の分割はかかる
リボルビング払い 設定した一定金額を分割で払う かかる

 特に注意したいのはリボルビング払い(以下リボ払い)です。 リボ払いは、利用金額や利用回数に関わらず、月々の支払金額を一定額または残高に対して一定率に決めておく方法です。支払回数は決まっておらず、残高がある限り支払いが続きます。

リボ払いの手数料は、消費者金融並みの15%前後の金利に設定されていることも覚えておきましょう。
高金利の手数料がかかるということは、総支払額が大きくなってしまうということです。買い物を続けていくと知らない間に残高が膨らみ、利用可能枠一杯!なんてことになってしまいます。
意図しないリボ払いのケースがあります。申し込みの際、リボ払いの設定になっていたのを気づかなかったとか、リボ専用カードであることを知らずに利用していたなどのほかに、カード会社のお得なキャンペーンに応募したらリボ払いになっていたというようなケースがあるので、確認してみましょう。

■リボ払いの心得

  • 意図しないリボ払いになっていたら、すぐに残高を一括払いしましょう。一括払いが無理なら、毎月の支払額を増やして残高を早く減らしましょう。
  • リボ払いを理解した上で選択された方は、より慎重で計画的なお金の管理が必要です。
    高額な手数料を支払ってまで必要なのかどうか、よく考えて利用しましょう。

宮田 かよ子
ファイナンシャルプランナー(CFP®
株式会社家計の総合相談センター

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