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家計のサポート相談員のコラム

株式会社 マネースマート

今年の家計を振り返る

今年も残すところあと1か月。年末年始は忘年会やクリスマスにお正月と、何かと出費がかさみがちで、忙しい時期でもあります。11月に公表された「家計の金融行動に関する世論調査」によると、二人以上の世帯が保有する金融資産は、前年比27万円多い平均1209万円と8年ぶりの高水準となった一方で、金融資産を保有していないと答えた世帯も30.9%に上り、こちらも高水準となったようです。皆さんのご家庭はいかがでしょうか。 毎月、家計を管理しているという方もそうでない方も、「収入」「支出」「貯蓄」の3つについて、ポイントを抑えて一年の家計を振り返ってみましょう。

「収入」・・・手取り年収はいくら?

収入から税金と社会保険料を引いたものが手取りの収入である可処分所得です。 会社員の方は、源泉徴収票などからおおよそを把握することができます。

●所得税の源泉徴収票 ●市民税・県民税 特別徴収税額の決定通知書 手取り年収=収入①-(所得税②・住民税③+社会保険料④)

「支出」・・・一年間の支出はいくら?

毎月の生活費の他に、年払いの税金や保険料、冠婚葬祭などの特別支出、車の購入やお子さんの入学費などのイベント費用を振り返ってみましょう。家計簿をつけている方でも年間の支出を把握していない方も多いはずです。把握していない支出はありませんか?

年間支出=生活費×12か月分+その他(年払・特別支出・イベント費用) 

「貯蓄」・・・どのくらい貯蓄できているはず?

手取り年収から支出を引いた金額が、今年の貯蓄額になるはずですが、いかがでしょうか。 「そんなに貯蓄できていない」ということがあれば、把握できていない支出=使途不明金があります。もしかしたら、使わなくても良かった貯蓄できたお金かもしれません。

手取り年収-支出=貯蓄額?

全体像がつかめたら、来年の計画を立ててみましょう。使途不明金をなくすための家計管理をしたり、生活費以外に必要になりそうな支出をおおよそ把握しておくことで、事前に準備することができます。給与天引きや自動積立など、使う前に貯める「先取り貯蓄」で、計画的に貯蓄していくことも検討してみてください。

森 朱美
ファイナンシャルプランナー(CFP®
株式会社家計の総合相談センター

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