文化講座
自分が「好き」を見つける
「天命起臥之道」は自分が「天命だと思う」ことを寝ても覚めても(起臥)頭を働かせて創意工夫をしながら生きる「道」です。
どんな生き方、仕事をするのであっても表面的ではない軸、心を持って生きるためです。
誰でもが人として生まれれば一度だけの命、人生を「天命」に打ち込めれば充実した一生を送ることが出来ます。
それ故に、どんな環境で生まれて自分の命が始まって色々なことを仕事としても、その人の生き方はその人だけの人生を歩むことになるのです。
もの心ついたら、それ以後は自分で選んで進むことがなにより大切なこととなります。
自分の「天命」を見つけるために何をして生きるかの最初に優先すべきは「好き」です。
自分のやりたいことが「好き」かどうかは自分にしか判りません。
自分が「好き」なら其のことに熱中することが出来るし、苦労を乗り越えて続けることも出来ます。
「好き」は「好き」でもその本当の「好き」を大切にしながら自分流の工夫発展をさせようとするかどうかが大切になります。
ただ「好き」と言っていても、続けている間にいろいろな課題が自然に判って来ますから、自分流の工夫をしたくなるのが自然だと思います。
どうして「好き」か「嫌い」かは他の人からは良く判りませんが、「好き」は「好き」でも次のステップに進むのです。
ますます「好き」になるのか「厭く」のかが分かれ道となります。
真から「好き」なら自然にその「好き」を深めたくなるのが普通です。
「好き」を深めたくなった時に重要なキーとなるのは「創造」です。
その「好き」なことを自分流に深めて高めたくなってくれれば自分で「創造」力を働かせたくなります。
そうなりますと「好き」に夢中になっている間に自然にいろいろなことに気が付くようになって自分の「創造」によって工夫するのが喜びと楽しみになります。
そこから本当の「自分らしさ」がその「好き」に加わることになります。
「創造」によって、自分自身で「好き」が深くなり、高いレベルに進みます。
いくら苦労があってもますます「好き」になっていくのは既に「好き」が「天命」となっているからです。
そうなると最早、自分流の世界である「天命」が開かれることになります。
一生一度だけの「天命起臥之道」に入って行くことになるのです。