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インターネット公開文化講座

文化講座

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「天命起臥之道」に生きる

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

「新考える葦・New‐Thinking Reed」となろう-35 デジタル民主主義&公益社会―9

 「復興五輪」を掲げて、東日本大震災と新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えたはずで「多様性と調和」を理念として、とにかく一年遅れの2020東京オリンピック競技大会が開かれました。
 オリンピックが開かれた以上は、パラリンピック競技大会も安易に中止することなく完結しなければなりません。
 開会式には日本の技術力と日本の伝統芸能、漫画、コスプレやゲームなどのソフト産業との「Diversity&Harmony」を象徴したショーを期待していましたが。
 ピカチュウやポケモンは海外の子供を含めて大好きなキャラクターであり、その登場は多様な人類が脱炭素エネルギーの水素や電動による「空飛ぶ車」に乗って空から現れるかとワクワクしてテレビを見ていました。
 国際調和として、国際化している韓国のK-POPの「BTS(防弾少年団)」が出演して日韓の架け橋としても期待していましたが!!
 今回のオリンピック大会の準備中では、日本の組織委員会が人類の差別に対しての認識が甘いことを示す現状の表面的な「多様性と調和」は言葉だけが飛び交っているのだと国際的に示してしまったようです。
 現実社会を見れば女性天皇を未だに認めようとしない"明治以来の伝統"を理由にした"日本最大の女性蔑視"があります。
 一部の男性優越思考勢力は現実の多数の人たちの声を聴こうとしない根深い「女性蔑視」があるのだと思っています。
 私は男女の性差別や因習がある限り、少子化問題は、改善、解消しないと思います。
 日本の天皇史では、大化の改新、飛鳥時代の推古天皇、皇極・斉明天皇、持統天皇。
 17~18世紀の江戸時代には明正天皇と後桜町天皇が女皇として即位しています。
 男系天皇になったのは「日本の伝統」とは言えない明治以後に過ぎないのです。
 男系天皇が伝統だとは到底言えません。
 日本政府は未だに、森友学園で明らかになったように「公文書改ざん」"当然の如く"行われている"法治国家"なのだと判ります。

 透明性と民主性があるデジタル民主主義&公益社会を築くには、現状では危険な国家の権力構造になっていると判ります。
 最近の「地球温暖化対策」として温室効果ガスを2030年までに2013年比で46%減らす目標が掲げられていますが、具体策は現在の原発をどうするかを含めて不明瞭です。
 オリンピック・パラリンピックに目を移すとスケートボード女子でストリートでは13歳の西谷椛選手が優勝し、世界中の人達に会えるのが楽しいと言っていました。
 パークでは四十住さくら選手(19歳)が優勝、銀は12歳の開心那選手でした。
 銅は13歳のスカイ・ブラウン選手で、日英のハーフです。
 多国籍の日本選手は珍しくありません。
 競技大会をTVで見ましたが、いずれのスケートボードでも少女たちは国家や民族を越えて共生(Inclusion)が当然と町などで友達が集まって遊んでいるようでした。
 そして、勝っても負けてもお互いの成功や失敗した選手を肩車に乗せたりして元気を付け合っていました。
 まさに、オリンピックもZ世代では軽々と「多様性と調和」を越えて絆のある「共生」をしているのは明らかで喜ばしく希望です。
 デジタル社会や差別のない地球人類の共生社会を築いてくれそうで嬉しい!!
 デジタルとアナログが共生する政治や国家・社会が期待できるドイツのメルケル首相を引き継ぐような若いミレニアルやZ世代が登場する縁起世界を築くよう努力しよう!!

「天命起臥之道」に生きる
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