文化講座
今に生きる!自分を失わない!-3
NHK Eテレで毎週放送されている「奇跡のレッスン」が注目です。
日本の学校教育として行われるスポーツや音楽クラブで世界的に活躍しているトップ指導者が一週間の指導や特訓をする番組です。
我が国の先生やコーチが指導する学校の教育者は生徒一人ひとりの個性や自主性を重んじはしない教育的課題を浮き彫りにしています。
私には日頃から体育系の先生達が旧日本の軍隊的な荒々しい声でがなりつける上から目線の一方的“指導”は不快でなりません。
その延長線上にあるのが今回の日大アメリカンフットボール部(アメフト部)の宮川泰介選手が行った関西学院のアメフトチームの攻撃の主力であるクォーターバックの選手がパス後で脱力状態の時に後ろからタックルして傷害させた事件にあると思います。
アメリカ西部劇では後ろから撃てば死刑やリンチとなるような卑怯なことです。
日大アメフト部の内田前監督やそのポチ的軍曹的存在と言える井上コーチの軍隊的“指導者”の言行に表れています。
内田前監督に至っては日本でよくみられるパワハラの代表例であり、勘違い的言行者だと思います。
記者会見などを見ていると安倍首相、麻生副総理・財務大臣、財務省前福田事務次官や佐川前国税庁長官の国会答弁などでの権力者の言行と共通する体質があるようです。
権力や力による証拠隠滅と忖度・ポチ体質による「阿吽」のつじつま合わせと巧みな答弁が社会体質になっています。
「武士の魂」として基本となる「恥の心」が失われてしまったようです。
上述の人達とは違って、日大アメフト部の反則をした当人の宮川泰介の記者会見は「恥の心」を持った若者としての救いがあります。
ひどい人達に囲まれながらも決して「恥の心」まで失っていなかったのです。
こうした現実はNHKの「奇跡のレッスン」を観ていると一週間の指導法によって個性・主体性や自立・自律的に自分で考えて行動をするようになる若者たちは根っこまで腐ってはいないと判ります。
アメフトの宮川泰介選手や若い生徒たちのように一方的や命令スタイルの教育や社会であってもスポイルされていた自分に気づき「今に生きる!自分を失わない!」若者が多いことは将来にとって希望だ!!