文化講座
「新考える葦・New-Thinking Reed」となろう-20
日本の科学技術は革新的な研究や技術が進んでいても世界を変えるようにリードする活動は得意とは言えません。
今日のような自国エゴを優先する大国がいがみ合っている間に問題解決を戦争に訴えない日本は平和的に自信をもってどこの国とでも連係、連帯できるチャンスです。
特に、貧困や武力紛争国での新型コロナ対策での貢献はパンデミックの早期収束に重要です。
日本は問題解決に武力を用いない文明的平和な憲法に自信と誇りを持って世界中のいずれの国とも協調が可能な国なのです。
COVID-19後は違いを認めながら共存する関係がますます重要になります!!
まず、国際的に信頼されるためには、自国第一主義のアメリカ追従の"自治領"的体質を変える必要があります。
次が少子高齢化による人口減少と国家権力による統制、規制が強く規制改革が進まずに"お役所体質が国民は予定調和"思考となっており若い人の意欲が欠けることです。
国家的な画一教育規制の伝統が強く、ICT、AIが発展しても、文科省は、「教育は対面」にこだわってきました。
しかし、今回の新型コロナ対策として社会的距離が不可欠となり、パソコンやタブレット端末による教育が必須となり、政府も「GIGAスクール構想」を前倒ししなければならなくなりました。
COVID-19対策として在宅を強いる子供たちの教育はICTの普及をした韓国や欧米ではICT端末を用いた教育が行われています。
日本では子供に端末を渡すと子供には不適切な情報にアクセスする心配であり、また一部の教員の勉強不足があり対応できないからだと言われて、日本的な抵抗体質になっています。
その為に柔軟な子供や若者の可能性が犠牲になっています。
カナダの孫も在宅を強いられ、情報端末のiPadやスマホを用いた教育が行われ日常的に子供同士でも多様に使っています。
我が国では今や日常生活に不可欠となっている端末を多くの子供が使っており学校教育に使用されないのは不思議です。
一方では、多くの子供たちが通っている私立の学校や塾はネット教育を行っています。
つまりは、多くの子供たちがパソコンや端末を使っていますから公的な教育機関の学校だけが端末を用いた教育が規制されていることになり、おかしな教育格差となります。
発展する科学やその技術が持つ可能性に積極的となって子供を信じて一人ひとりの自主性や多様性を生かしましょう。
我が国が育んできた他国が敬愛している文化文明と新しい進歩に私達が変化すべきことを区別することが不可欠なのです。
日本が得意なはずのSocial Distance(社会的に距離)があっても、気持ちが通じ合う文化がますます重要になっています。
カナダの孫たちとはSkypeで会いますが、心は以心伝心でも通じ合っています。
世界に通用して活躍する若者たちがほとんど若い時に日本を飛び出した人たちが多いのは情けない。
「ONE PIECE」のルフィが言うように「なれるかどうかではない!なりたいものがあるかどうかだ!」を持つことなのです。
一人ひとりが自分の考えを持ち発言し行動する意欲ある自分らしさを生かす教育や体質がCOVID-19後の社会変化では、極めて重要になります。