文化講座
「新考える葦・New-Thinking Reed」となろう-5「自分で考え自分の意見を持つ―1
豊臣秀吉は話し合いの時は、誰より先に自分の意見を言うように書き残しています。
今や、自分の考えを持って自分の意見を言うことは、ますますその重要性を増します。
我が国では社会的に同調圧力や予定調和を重んじる体質があり、"皆に合わせる"ために自分の考えを持たない体質が強いのです。
AI、IoTが普及すると多くの人が「無用者階級」になる可能性があります。
AI(人工知能)、ヒューマノイドなどのロボットやIoT(Internet of Things、モノがインターネットでつながる)、ビッグデータなどが私たち身の周りに広まっています。
将棋や囲碁では機械学習・深層学習をするAIが導入されて、進化した中学生や幼児からプロで通用するプレイヤーが出ています。
AIやIoTが導入され、ビッグデータを集めた利用によって、抜本的に進歩する領域が多くなっています。
AI、IoT、ビッグデータの活用をして私達がその上で自分の頭で考えれば、問題や課題の解決をはかり、新発見のスピードが上ります。
問題解決のために途中の過程で色々と工夫や失敗しながら苦労をして自分の頭で考えることをせず、AIロボットに答えを依存するだけのことがドンドンと多くなっていきます。
自分の考えを持たないで流される体質の我が国ではAI依存体質は強くなります。
技術的特異点(Technological Singularity)やシンギュラリティ(Singularity)と言われる人工知能のアルゴリズムが進歩して問題解決能力が人智より高度化すると人類の頭脳より優れた知性や創造性を発揮する可能性が現実となっているのです。
人工知能は機械学習や深層学習・ディープラーニング(Deep Learning)によって人類より賢くなるスピードが上がって2045年ごろには到来すると現実味を持っています。
私達が自分で考えることなくAIに依存する日常が現実となっていると判ります。
今後は、ますます自分の頭で考えて答えを出さないと「無用者階級」になる危険が増します。
「考える葦」の立場を失うことになります。
多くの人達が「無用者階級」として働けない人達になるとの予想です。
荒唐無稽と言われても枠にはまらない自分の考え、意見を持って行動するような日頃の努力が重要となります。
Appleの創始者ジョブズが言った「Stay Hungry, Stay Foolish! Do What you Love!」の心構えが大切!!