文化講座
自分の天命起臥之道を見つける
「天命起臥之道」は一人ひとりが自分が「天命」と感じたり、挑戦することを見つけ、やり抜くこゝろを持ち続けることが大切です。
なんびとにも自分が面白いと感じ、好きなことがあると思います。
自分がなりたいと思う「職業」には「貴賤」がないと、まず、ハッキリと自覚することが重要となります。
つまり、自分が魅力を持って、面白い、好きだ、興味があると感じることは、世俗的な価値観とは関係なく、自由なこゝろでやり抜けると望むことが大切だからです。
最近、日本の12歳の少女・Li-sa-Xがエレキギターの超絶技巧演奏者として世界のトップ10となりました。
「Serendipity」と題したCDを3月に発表したぐらいです。
彼女は「予期せぬ才能の発見を大切にしている」と判ります。
Li-sa-Xはお父さんがギターでロックを弾いていたのを聴いて、お父さんの使ったギターで幼児の頃から弾くようになったそうです。
YouTubeに発表していましたがアメリカのトッププレイヤーが注目してネット上での指導を受けたのです。
Li-sa-Xは幼児からギターを弾くことが好きで夢中になって演奏したに相違ありません。
言ってみれば、Li-sa-Xはお父さんの奏でるギターに感じ自分が一生懸命に努力して練習し、指導を受け、12歳にして世界トップ10として認められる程の超絶技巧を身に着けたのだと思います。
Li-sa-Xは幼児の時に「天命」に巡り合い、こゝろで感じたに相違ありません。
世界的な建築家の安藤忠雄は、母親と長屋暮らしの貧しい家で育ったのですが、幼少期から母親に安易に人の世話になるなと戒められていました。
成績は良かったそうですが、貧しくて高校ヘ進む余裕がなく、中学校を卒業すると近所にあった大工さんの仕事に魅力を感じて大工への道を選んだのです。
家を土台から築き上げていく建築のスバラシサに感じ、その面白さに魅せられて独力で勉強に励み、その後の安藤流の建築物を築き上げました。
昼食の時間もパンをかじりながら勉強したとのこと。
こうした人たちを特別で、例外として考えるのではなく、誰でもが自分が面白い、魅力を感じるこゝろを持っていれば「天命」と自覚して努力することが重要だということです。
自分はだめだと諦めて安易な日常を過ごしてはならない!
諦めないで、自分の「天命」をやり抜けよう!
「天命起臥の道」にはげむのだ!