文化講座
「新考える葦・New-Thinking Reed」となろう-22 若者・Z世代への期待―1
Z世代(ジェネレーションZ,GenerationZ)は諸説ありますが、1996年以後に生まれた若者を言うのが良いと思います。
その他に、ミレニアル世代(Millennials)は1981~1995年にかけての人たちでジェネレーションYとも呼ばれます。
また、ジェネレーションXは1965~1980年、デジタルネイティブは1981年以後に生まれた人たちを言います。
私のような80歳の人はサイレントジェネレーション(Silent Generation)で1925~1942年の戦前に生まれた人たちです。
私はZ世代の若い人たちの価値観、志向や生活習慣を理解するように出来るだけ話をしたり交流することに努めています。
少子高齢化が急速に進む日本の未来をどうするかを背負うと期待しているからです。
前回に若者は「モノ」より「コト」に関心があることを取り上げました。
「モノ」世代は、金銭主義の価値観と既存の権威や名誉を重んじた体質を持っています。
有名な進学校、有名大学、有名大企業や役所などに入ったり、雇用を有難がります。
今回のCOVID-19のパンデミックによって日本の政治、官僚や企業体質や労働組合が如何に一般市民の幸福や仕事、働き方を考えていない体質であるかをあぶり出しました。
アベノマスク、日本在住者への10万円配布、持続化給付金の対応や接触確認アプリや働き方などでお粗末さが露となりました。
韓国やドイツなどの先進国に比してDX:デジタル変換のお粗末さが明確になりました。
スイスの国際経営開発研究所の世界デジタル競争力ランキング19年版によるとシンガポール、香港、韓国、台湾、中国より遅れて日本はデジタル先進国としては恥ずかしながら23位なのは当然だと思えます。
M&A(合併・買収)のPX(ポートフォリオ・トランスフォーメーション)で「買い」より「売り」が多いのは情け無い!!
DXやコロナパンデミック後には、ジェネレーションZ世代がどのような考えを持ってスタートアップし、SDGs(持続可能な開発目標)に努めるか、姿勢が重要になる!!
利益資本主義、人権差別、貧困・格差に抵抗してWellbeingを重んじる若者が世界中で活躍していることは喜ばしい限りです。
若者をただググっているばかりの表面的なPopだと思ってはダメです。
日本地域の将来を私は教育、研究や開発、科学や哲学、文化に重点を置いて世界的視野を知り協働して平和を築いてほしい。
現在の日本歴史は神話と事実が混在幻想した歴史から事実の日本歴史にしてほしい。
私たちは関係のない彼らに地球環境問題、巨額の国の借金返済を押し付けています。