文化講座
天命起臥之道とは-3
デジタル革命が急速に進んでおり、第四次産業革命が起こっています。
第一次産業革命は18世紀後半のジエームズ・ワットによる水と蒸気を動力源とした蒸気機関によって効率を高めることに成功したことから始まっています。
世界を変えるような動力革命によって、我が国の幕末は、たった4隻の黒船が来航したことに始まり、徳川幕府がひっくり返るほどのパワーを受けたのです。
世界の生産性も劇的に転換しました。
第二次産業革命はトーマス・エジソンによって電気を使って機械を動かしたことに始まりました。
ゼネラル・エレクトニック(GE)はエジソンが起こした会社です。
自動車王となったヘンリー・フォードはフォード・モーターを起業して、T型フォードと言われたベルトコンベアー方式によって自動車を大量生産して大衆化したのです。
第三次産業革命はコンピューターエレクトロニクスを使って生産のオートメーション化が起こり、大量生産・大量消費の時代が今日まで続いているのです。
しかし、デジタル革命と言われる第四次産業革命によって大量生産・大量消費の時代は変えられています。
コンピューターによる統合された生産方式はスマートフォン、人工知能(AI)、モノどうしがインターネットで繋がるIoTに加えて、3Dプリンターの発達によって、同じものを沢山に製造するのではなく、一人ひとりが希望するような個別のニーズに答えられるようになりました。
パソコンからスマートフォン、情報端末までと、ますます個別のニード、要求に答えられるようになって来ました。
アミューズメントも、iPod の出現によって自分が希望する聴きたい音楽をいくらでもダウンロードすれば聴けるようになりました。
パソコンやスマホが出現して以来、色々なアプリが発信されるようになり、自分が希望するゲームなどを好きに選んで遊ぶことが出来るような時代の幕開けとなったのです。
一方で、3Dプリンターの出現によって、パソコンなどから自分が好きなタイプのソフト情報を送れば自分だけのものを作ることが出来るようになったのです。
IoT によってIT機器どうしが、自動的に相互につながり、機械どうしで有効にコントロールが出来る社会となって来ました。
自ら深層学習するAIまで繋がったことによって完全自動コントロールが生産性を改善することが出来るのです。
しかし、サイバーテロで攻撃されるとシステム全体が狂うことになる危険も増します。