文化講座
今に生きる!自分を失わない!-5「なんでもできる! なんでもなれる!」
「なんでもできる!なんでもなれる!」は先回取り上げました「HUGっとプリキュア」が中心とするテーマです。
高齢化社会を向えて老いも若きも誰もが一生必要な心構えなのです!
プリキュアは大人でも人気になっています。
人の寿命が100歳時代を迎えて、「健康寿命」を楽しむためには、いくつになっても「なんでもできる!なんでもなれる!」との意欲を持ち続けなければなりません。
現在は、第四次産業革命が進んでいます。
第一次産業革命は1760年代にイギリスで始まり小さな手工業的な作業場から蒸気を使った動力技術的発明によって生産体制が近代資本主義的社会革命と言われるような社会変化を引き起こしました。
我が国で言えば幕末から1868年の明治期に本格的な産業構造と社会的な革命、革新が始まり第二次産業革命が続いて起こった20世紀まで続いたと言えます。
しかし、20世紀後半から21世紀にかけて原子力エネルギーとコンピューターの発達でIT(インターネット技術)が社会的に導入されて第三次産業革命となりました。
続いてAI(人工知能)とIoT(インターネットによって人のみならずモノどうしの、例えば電機機器や機械が繋がる)により「自動化」が起こって産業構造や社会のシステムが大きく変わっています。
自動運転車やモノ作りの方法は激変して自動化・自律化して人の手を離れています。
アマゾンやグーグルなどでは一人ひとりの固有な好み、志向を知るようになっています。
例えば、好みの本のみならず、買い物志向を知って商品を提示します。
ユニクロやゾゾタウンなどのように好みの着るもの、ファッションを予測して具体的な一人ひとりの商品を作ろうとしています。
今回のAI、IoTによる産業革命はヒューマノイドと言われるような人間ロボットや生産様式は人間の行う仕事を奪っています。
人間が生きている間に果たすべき、やるべき仕事は何かが問われています。
一人ひとりが日常の生活スタイルや仕事などでは、何を希望し、何をやりたいかを常に問われるのです。
我が国では幼稚園、塾、小学校、高校から大学へとお決まりのエスカレーターに乗って卒業しても目指した仕事は無くなってしまうことが起こります。
社会に出て就職しても会社や国家権力は無くなったり、大きく変わり易いのです。
そうした時代は、年齢とは関係なく「なんでもやれる!なんでもなれる!」の心構えや意欲を持ち続けることが不可欠になります。